奈良ひとまち大学

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「HAPPY SPOT NARA」が教えてくれること

2016.01.09 | 打合せ | by Staff

先日、1月31日(日)の授業「アートを通して、共に生きる ~奈良県初!の障がい者芸術祭~」の打合せのため、「たんぽぽの家アートセンターHANA」へ行ってきました。
なぜ「たんぽぽの家アートセンターHANA」にて打合せなのか?というと、「HAPPY SPOT NARA」の事務局がこちらにあるからなのです。

※このブログを読む前に、まずは「『HAPPY SPOT NARA』ってな~んだ!? 」をご一読あれ。

今回、1月30日(土)から2月7日(日)まで近鉄奈良駅周辺の会場で行われるアートイベント「HAPPY SPOT NARA」について授業をしていただくに際し、一般財団法人たんぽぽの家の森下静香さんと細かい詰めを行うためにやってきたのです。
実は、この日が初対面。
多忙なスケジュールのなか、時間を割いていただいたのでした。

「HAPPY SPOT NARA」が教えてくれること_1

森下さんは、障がいのある人の芸術文化活動を中心としたアートプロジェクトやセミナーなどのプログラムの企画運営、調査研究や出版活動などを中心にお仕事されています。
森下さんが携わったアートプロジェクトの一部がこちら。
おしゃれなカフェやスタイリッシュな書店なんかに何気なく置いてあるようなビジュアルで、いわゆる「福祉」のイメージとは異なるように思うのは私だけ?

「HAPPY SPOT NARA」が教えてくれること_2

Good Job!プロジェクト」は、障がいのある人と協働し、アート・デザイン・ビジネス・福祉の分野を超えて、新たな仕事と働き方の仕組みをつくることを目的としています。
若手のアーティストが、自分の才能を発揮する場・仕事をする機会として参加されているケースも多数あるそうですよ。
森下さんが担当されている様々なアートプロジェクト活動はたんぽぽの家だけにとどまらず、全国各地に飛び回っている日々とのこと。
これらの活動は、障がいの有無にかかわらず、アートを通して人間の可能性を追求していくこと、そして可能性を排除せずによりよく生きていこうという「エイブル・アート(可能性の芸術)」という思想により、展開されています。

「HAPPY SPOT NARA」が教えてくれること_9

それは「HAPPY SPOT NARA」にも言えることです。
障がいをもった人たちの日常生活のなかで生まれた多様な表現にふれてもらう機会って、正直あまりない。
それならこちらから街へ飛び出して、出会う機会をつくろうよ!やるんだったら、みんなが気軽に楽しめるものにしたいよね!!といった思いが「HAPPY SPOT NARA」を支えているように思います。
いわゆる展覧会の枠にとらわれず、見せ方を変えることで、既成概念を一旦取り外して、本来のアートがもつ力を感じてもらうことができるのかもしれませんね。

打合せ終了後、「たんぽぽの家アートセンターHANA」の中を案内していただきました。
ここはアトリエ。
すごく大きなキャンバスに描かれた馬の絵が目をひきます。

「HAPPY SPOT NARA」が教えてくれること_8

こんなかわいい動物のオブジェなんかもあったりして。

「HAPPY SPOT NARA」が教えてくれること_4

みなさん、自分のペースで制作活動を行っているとのこと。
自分の思う「表現」がしやすい環境をつくること、例えばたくさんの色を揃えることで選択の幅を増やしたり、手の力が弱い人でも動かしやすい道具を用意したりはするけれど、職員が指導することは特にしていないそうです。
「あっ、おもしろい!」「すごい!」と思わせる味わい深さがあって、「作ってるとき楽しいやろうなぁ~」なんて思いました。

ギャラリーでは数々の作品が飾られていました。

「HAPPY SPOT NARA」が教えてくれること_5

こちらは、「HAPPY SPOT NARA 2015-2016」の「プライベート美術館」に出展される作品です。
ひと足お先に拝見しました。
どのお店にどの作品が展示されるのか、楽しみだなぁ~。
「プライベート美術館」について、詳しくはこちらをご覧ください。

「HAPPY SPOT NARA」が教えてくれること_6

今回の授業の教室「藝育カフェSankaku」も、「プライベート美術館」のひとつです。
授業では、「藝育カフェSankaku」にて、「HAPPY SPOT NARA」開催の経緯、これまでの活動内容、今回の見所について伺います。
それから会場を移動して、実際に作品鑑賞をします。
どんなアートに出会えるか、わくわくするなぁ~。
授業にて「プライベート美術館」まちあるきマップも用意していますので、授業終了後に、昼食がてら、ぜひ訪れていただきたい!!
こちらは前回のパンフレット。こんな感じですよ。

「HAPPY SPOT NARA」が教えてくれること_7

今までに見たことのない表現に出会えるかもしれない、
HAPPY SPOT NARA 2015-2016」。
授業を受けたら、楽しみ方が倍増するはず。
ぜひ、お申込くださいね!!

お申込は、こちら↓↓
http://nhmu.jp/class/24629

(なさ)

漆ってなんなん?

2015.04.05 | 打合せ | by Staff

本日は、4月26日(日)の授業「カジュアル&ポップなNEW漆器 ~気鋭の作家が案内する、漆芸の世界~」の打合せのため、先生・阪本修さんの工房へお邪魔しました。
阪本修さんについて知りたい人は、このブログを見てねっ☆彡
↓↓
ひとまちブログ「奈良発!若き塗師が手掛ける『Urushi』の世界」
https://nhmu.jp/blog/info/8185

せっかく工房に来たんだから、「Urushi no irodori」の制作過程を垣間見たい!とお願いして、いろんなところを公開してもらいました。

個人的に一番見たかったのがこれ。
パキっとした色彩の漆たち。

漆ってなんなん?_1

これは、通称「漆風呂」。漆を乾燥させるための場所です。

漆ってなんなん?_2

「漆が乾く時間に合わせて仕事してますねぇ~。」
その日の仕事量も、漆の乾燥待ち次第で変わるんだって。
大女優みたいだね。

ピンクの色漆&完成品。
半年ぐらいたったら、今よりも鮮やかな色になるらしい。

漆ってなんなん?_3

これは、生漆。

漆ってなんなん?_4

生漆を攪拌して加熱し、茶色の半透明になったものに色を入れて使います。
ちなみに、上は黒の色漆。
下は、生漆を攪拌して加熱したもの。
コレに色を混ぜて・・・が想像できない・・・。

漆ってなんなん?_5

試し塗りしたらこんな感じ。
こうなると、どちらが黒色か一目瞭然ですな。

漆ってなんなん?_6

いわゆるフォーマルな漆器だと、何度も重ね塗りして磨いて仕上げるのですが、100回重ね塗りしても、3mm程度の厚みにしかならないそう。
例えば、こんな感じ。
これは、「第30回日本伝統漆芸展」で入賞した乾漆の食籠(じきろう)です。
これぞまさしく日本の美だね。

漆ってなんなん?_7

こんなんもありましたよ。

漆ってなんなん?_8

迷彩柄なんて、おっしゃれ~。
よーく見ると、それぞれの模様がぽこっとしててカワイイし。
「男性にも受けそうなデザインやし、えぇやん、売れそう♪」と思いきや、
「いや、これは試作品なんです」とのこと。
それぞれの色をマーキングしてのせて、定着したらマーキングを外して・・・を幾度となく繰り返して完成させるので、すごく手間がかかるんですって。
商品化するとなれば、素材や手作業に見合った価格設定が必要になるけど、需要と供給がピタッと合うのはどの辺りなのか、難しいところですよね・・・。
「違いがわかる男の・・・ダバダ~」みたいな世界観が存在するのだろうか??
とはいえ、この「違いがわかる」っていうのは、「漆芸のことを知ってるか否か」だと私は思うのです。

今回の授業では、画像を交えて、わかりやすい言葉で、漆芸の世界に誘います。
ほら、このとおり。

漆ってなんなん?_9

漆のこと、奈良で押さえておくべき漆工芸品のこと、そして阪本さん自身のものづくりへの思いを語っていただきます。
漆芸のこと、なんも知らんけど・・・という人も、ひょいと飛び越えられる高さに敷居を設定してくださっています。
むしろ、知らない人に知ってもらうことが大事♪
そして、おもしろい!と思ってもらえたらなお良し!!な授業にするべく、現在パワポでデータ作成中 by 阪本さん。

当日は、「Urushi no irodori」シリーズなど、阪本さんが手掛けた漆芸作品も登場しますので、ぜひ手に取ってご覧くださいね。
お申込み、お待ちしています★

授業の申込はこちら ↓
http://nhmu.jp/class/21523

(なさ)

イケテル!ぶっちゃけトーーーーーーーーーーーク!!

2014.08.21 | 打合せ | by Staff

先日、9月28日(日)の奈良ひとまち大学開校4周年記念特別授業に向けて、先生方と打合せ。
今回の授業タイトルは、「奈良ってぶっちゃけ、どんなとこ!?~みんなで語ろう、奈良の本音~」。

イケテル!ぶっちゃけトーーーーーーーーーーーク!!_1

みなさんは、「奈良」って、どんなイメージをもっていますか?
「地味」「県外に憧れている」「海がない」「映画館がない」「鹿」「大仏」「歴史がある」「懐かしいところ」「故郷」「自然がたくさんある」「のんびりしている」などなど・・・。
他にも、いろいろあると思います。

そんな奈良について、多彩な4人の先生をお迎えして、奈良の良い面、悪い面も!洗いざらいぶっちゃけてトークしてもらちゃおうというのが、この授業!!

その先生は・・・
情報雑誌『ウォーカー』の統括局長 玉置泰紀さん
TV番組「LIFE~夢のカタチ~」(朝日放送)や「ピーチ流」(読売)を手掛けている放送作家 吉村智樹さん
FM COCOLOのDJ 小谷真美子さん
そしてコーディネーターとして、帝塚山大学学長の岩井洋さん

イケテル!ぶっちゃけトーーーーーーーーーーーク!!_2

打合せ当日は玉置さんも東京から駆けつけてくださり、4人のメンバーは挨拶もそこそこに、いきなりエンジン全開!!で奈良トーク。
授業当日の楽しみがなくなってしまうので、軽~~~く一言でふれますが、
「地元の人が風景に溶け込んじゃっているよ」
「商売で儲けたがらないよね」
「家ごとに違う柿の葉寿司は、奈良のソウルフードだ!」
など・・・奈良のネタが次から次へと出てくる出てくる!
とにかくオモシロすぎです!
ぶっちゃけちゃってます!!
「えっ!そこまで言っちゃいますぅ!?」って感じ。
奈良をあらゆる切り口で解体しちゃいそうな勢いで、4人のトーク、イケてます。
本当は難しい話なのかもしれないけど、わかりやすく且つ脳にダイレクトに届く言葉なので、「そうそう!」「えっ?こんなところあるんや」「すげっーー!」と、きっと4人の話に笑って、うなずいて、終いには割って入ってしまいたくなっちゃいますよ!

イケテル!ぶっちゃけトーーーーーーーーーーーク!!_3

打合せ後、玉置さんは「面白い四人組です!」とツイートしてくださっています。
そうなれば、この4人の話は聞かなきゃもったいない!ですよね。

お申込みはこちら↓
http://nhmu.jp/class/19119

お申込お待ちしています!

(かっぱ)