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大自然 鳥のさえずり ヒーリング

2023.05.28 | 授業 | by Staff

5月28日の授業「春日山原始林で野鳥ウォッチ ~森林浴とさえずりを楽しもう~」に従事しました。
先生は、「なら・ツバメらぼ」のおふたり。

今回の授業の教室・春日山原始林には、3年程前の授業以来の訪問。
再びこの山に登れることを楽しみにしていて、受付の時からワクワクです。
お天気のいい日曜日、奈良公園や春日大社は朝早くから多くの観光客が。
修学旅行生の他、外国人の方々も多く見られ、こんなに奈良が愛されていることは嬉しいですね。

大自然 鳥のさえずり ヒーリング

授業は、先生の紹介から始まり、続いて野鳥ウォッチングを行う際の注意事項が伝えられました。
「特に時季的にヤマビル・マダニがいるのでご注意くださいね」とのことです。
私もしっかり忌避剤を体中に振りかけました(^-^)

大自然 鳥のさえずり ヒーリング

では出発です。
「どんな野鳥が見れるかなぁ。」

大自然 鳥のさえずり ヒーリング

と、駐車場から春日大社本殿手前を曲がるところで早速キツツキが開けた穴を発見!
きれいに丸く開けますね。

大自然 鳥のさえずり ヒーリング

そこから水谷神社へと抜けていきます。
そこで、子鹿が私たちを見送るように並んで歩いてくれました。
めちゃくちゃかわいい!

大自然 鳥のさえずり ヒーリング

さて、舗装された道とはここでお別れ。
砂利道へと変わります。
さぁ、ここからが本番!
春日山原始林へ突入です!
姿を見せてね野鳥さん(^^♪
出てこないでねヤマビルさん(^_^;)

大自然 鳥のさえずり ヒーリング

歩くペースが・・・速い・・・持つのか体力・・・と思うくらいの速さでしたが、それもじきにゆっくりとなりホッと一安心。
耳を澄ましながら、歩いては止まりの繰り返し。
鳴き声は聞こえるんだけど姿がなかなか見れません。
遠くの方でオオルリが鳴いています。
最後に「ジジッ」と鳴きます。
青色を基調としたものすごくキレイな鳥で、何回か声が聞こえていたのですが本日は一度も見れませんでした。
んー、残念!

立ち止まる度に先生が、丁寧に分かりやすく野鳥について教えてくださいます。

大自然 鳥のさえずり ヒーリング

先生が見つけて指さす方角を、みなさん一斉に目を凝らして探します。

大自然 鳥のさえずり ヒーリング

ふと見ると、一眼レフカメラを持たれた方がいらっしゃいます。
もちろん望遠レンズ。
欲しい!

大自然 鳥のさえずり ヒーリング

奈良公園と言えば・・・そう、糞虫・フンコロガシ!
奈良でしか見ることのできない瑠璃色をした「ルリセンチコガネ」を発見!
実際に目にするのは初めてでした!
キレイ~。
そして、なんと掴むと「ジージー」と鳴くんですよ!
先生が耳元で聞かせてくれました。
かわいい~(^^)

大自然 鳥のさえずり ヒーリング

一方、このなんだか気味の悪い植物。
銀竜草(ギンリョウソウ)と言います。
腐生植物で別名「ユウレイタケ」と言い、咲いてる姿はかわいいんですって!
見たかったな・・・。

大自然 鳥のさえずり ヒーリング

そんなこんなで頂上まであともう少し!

大自然 鳥のさえずり ヒーリング

なんだか哀愁感じる三叉路です。

大自然 鳥のさえずり ヒーリング

と、頂上に到達~。
ここまで来るのは初めて。
この先は若草山山頂へ行けるんですね。

大自然 鳥のさえずり ヒーリング

休憩のあと、折り返して帰ります。
行きと同じように、耳を澄まして探します。
エナガやキビタキ、メジロやアオゲラを見ることができました。

大自然 鳥のさえずり ヒーリング

みなさん真剣な眼差しで、なかには先生のお話を聞きながら熱心にメモを取る方もおられ、野鳥への関心の高さが見受けられます。

大自然 鳥のさえずり ヒーリング

そうこうしていると遊歩道が終わり、やっと砂利道を抜けました。
抜けたところで本日の授業のまとめ。
見れたり聞けたりできた野鳥をおさらいしました。
また、野鳥のヒナを見守るお願い、そして先生たちが普段活動されている「なら・ツバメらぼ」でのツバメのねぐら情報の募集についてお話しされました。

大自然 鳥のさえずり ヒーリング

みなさんとても満足そうで、笑みがこぼれています。
最後に先生にお礼を伝え、この日の授業は終了しました。

大自然 鳥のさえずり ヒーリング

実は私が勤務する公民館では毎年、野鳥観察の講座を開催しています。
近くの川と公園を主とした観察で、今回のように本格的な山中での野鳥観察は初めてでした。
しかも古代からの原生林である春日山原始林を体感しての授業はとても新鮮で、改めて自然環境の大切さを実感する貴重な経験となりました。
ぜひ、みなさんも野鳥へ関心を持っていただき、この大自然を感じに行ってみてくださいね。
あ!忌避剤は忘れずに(^^)

(つて)

藍より出でて

2023.04.30 | 授業 | by Staff

藍染の授業「わたしが藍の色にこめる思い ~藍師、染師という仕事~」にスタッフとして参加しました!
美しい色が生まれる現場「Indigo Classic」は、どんなところなのでしょうか。

教室に着いた時にまず感じたのは、藍の独特の匂い。
そして、ほぼ床一面にある板の下には、染液がたっぷり。
深さは1.5メートルで、温度はヒーターで常に21度くらいに保たれているそうです。

藍より出でて

授業で聞いた小田先生のお話はたくさん勉強になったのですが、なかでも印象に残ったのは、草木染と藍染の違い。
草木染は煮出して焙煎するのに対し、藍染は酸化させて色をつけるとのこと。
酸化・・・つまりは空気にさらすということですね。

藍より出でて

それが良く分かったのが、藍染体験を見た時です。
液に何度かつけて絞った後に水でよくゆすぎ、外でパタパタと手ぬぐいを風にたなびかせて乾かす学生のみなさん。
「液につけて乾かす」というシンプルさは、藍が元々庶民の色で、手軽に染められていたものだったという話を思い出させます。

藍より出でて

模様をつけたい方は液につける前に輪ゴムで縛るとのことで、みなさん思い思いにデザインしていました。
濃淡や模様など、同じ液でも人によって個性が出るのが見ていておもしろい。

藍より出でて

授業の詳しい内容は、「ひとまちレポート」をご覧ください!
「藍染め体験へ行ってきました」
http://nhmu.jp/report/39400
「藍染体験と先生の情熱に感動☆☆」
http://nhmu.jp/report/39427

染液に浮かんでいるものは、「藍の花」と呼ばれているそうです。
みなさんがすすいだ後のバケツの水にも、藍の花が早速浮かんでいました。

藍より出でて

今回、スタッフは当然ながら体験ナシでした・・・(だってスタッフなんだもん!)。
藍の染液の手触りを味わうことも、どんな模様をつけようかと悩むことも、できあがった手ぬぐいをどう使おうかとわくわくすることも、できず・・・。
楽しそうなみなさんの様子を見てうずうずしていたスタッフ一行は、帰り際に小田先生に聞きました。
「私たちも染め体験できますかぁ!!?(半泣き)」
先生曰く、プライベートワークショップも行っているとのこと。
興味のある方は、Indigo ClassicのインスタグラムからDMでお問合せくださいね。
https://www.instagram.com/indigo_classic_nara

(もりぞー)

花ちゃんちの美味しいごはんと美味しい話

2023.04.23 | 授業 | by Staff

今回の授業「団地でごはん屋さんをはじめた! ~元公務員の『おうちごはん』って?~」の教室「花ちゃんちのおうちごはん」に到着すると、すでにいい香りが~。
授業中は奈良ひとまち大学の貸し切りですが、終わればすぐに通常営業とのこと。
仕込んでいるのは木の芽のお料理かな?
春っぽい香りがします。

花ちゃんちの美味しいごはんと美味しい話

授業の様子は「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「お店は店主さんの人生そのものだなぁ~」
https://nhmu.jp/report/39417

今回の授業の先生「花ちゃん」こと花村淑子さんは、元・奈良市の職員さん。
色々な部署を経験するなかで、当時は珍しいイベントの企画をすることになり、その準備のために食べ歩き&飲み歩きをしていて、奈良の美味しいものの魅力にハマったそう。
それで、いつか自分のお店を持ちたいという夢を持つようになったとのこと。
初めは友達に話す程度の夢だったけれど、調べていくうちに「できそう!」と思うようになり、専門のところに相談に行ったりするうちに、どんどん具体的になっていったんだそうです。

花ちゃんちの美味しいごはんと美味しい話

異動のタイミングで、迷惑をかけないようにと思い切って退職し、お店をするためにアルバイト(修業)をしようと決意。
いろいろなお店でアルバイトをすることで、自分の開きたいお店の理想と現実がわかってきて、具体的にお店のイメージができあがったそうです。
お客さんとコミュニケーションを取りたいからカウンターを作り、どんな方でも来られるようにバリアフリーにして、机も特注の脚の少ないものを採用したとのこと。

さて、本日のメニューは、お菓子コースとお酒コースから選んでいただきました。
お菓子コースは月ヶ瀬のほうじ茶や古来から奈良に伝わるおまんじゅう。
お酒コースは、にごり酒と清酒と醤です。

花ちゃんちの美味しいごはんと美味しい話

そして花ちゃんのお話は、マニアックなお祭りやお店の情報が散りばめられていて、「へぇ~そんなお店が!」「今度行ってみよう!」と感嘆するばかり。
味にこだわっているお店は、目に付きやすい大通り沿いではなく路地を一本入ったところや地下にあるそうです。
なるほど!そのとおりかもしれない。
みなさん、うんうんと頷きながら聞いていました。
授業後も学生のみなさんからたくさんの質問がありましたよ。
もっといろんな話を聞いてみたいと思った授業でした。

花ちゃんちの美味しいごはんと美味しい話

団地というコミュニティに居ると、戦時中の苦労した話や高校野球で活躍した話など、お客さんからいろいろな人生経験を聞くことができておもしろいそうです。
最近は学生も団地に住んでいるので、シニア世代と若者の交流もとてもおもしろいとのこと。
花ちゃんのお店だからこそ聞ける話なんだろうなぁ。
花ちゃんのお店だからこそ、いろんな世代の魅力的な方が集まってくるんだろうなぁ。
そう思いました。

(たかねぇ)