奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

奈良の近代和風建築探訪

2015.04.26 | 授業 | by Staff

「仏教美術資料研究センター」に行ってきました!
って、どこにあるか知ってます??
奈良の人なら一度は見ているはずだと思うのですが・・・

実は、春日大社の一の鳥居からまっすぐ参道をゆくと、二の鳥居の手前に、この建物が見えてきます・・・重厚な和洋折衷様式の建物。
(奈良国立博物館の南側の位置にあたるんですけどね)

奈良の近代和風建築探訪_1

ねっ!見たことあるでしょ!
私も実は「見たことはある!」というだけで、何の建物かはよく知りませんでした(すみません)。

今回の授業は、奈良のレトロ建築シリーズ第??弾!
奈良で生まれた近代和風建築 ~探訪、仏教美術資料研究センター~」です。
ゴールデンウィーク初日、今日も晴れた!晴れた!快晴?だぁー!
今回も雨男“よっしー”と一緒だったのですが、わたくしスーパー晴女のパワーの方が優ったといえましょう。\(^o^)/

スタッフが奈良ひとまち大学ののぼり旗を立てて準備をしていると、参道をゆく方たちがこののぼり旗を見て、
「今日は何があるの?」
「奈良ひとまち大学って??」
「この建物は何?」
「今日はここに入れるの??」
と、次々に声をかけられます。
今日はのぼり旗の効果絶大!かなり目立ってます!!

奈良の近代和風建築探訪_2

本日は、奈良ひとまち大学の学生以外の人とシカの立ち入りはできないので・・・
(ちなみに、公開日は水曜日と金曜日です。)
スタッフが門の前で一生懸命説明しています。
で、シカはなかなか言うことを聞いてくれないんですよねぇ~ (^_^;)

奈良の近代和風建築探訪_7
悪戦苦闘中のスタッフ“なさ”

間もなく受付が始まり、みなさんは建物の中へ・・・
今回は、お着物姿の学生さんもいらっしゃいましたよ!

実はわたくし、外から見て建物の中は薄暗いイメージを持っておったのですが、いやいや、明かり取りが随所にあって、とても明るいのです!
そして天井が高く窓が大きい!!

奈良の近代和風建築探訪_5

仏教美術資料研究センターは元々、「奈良県物産陳列所」として明治35年に竣工され、西洋建築の技術を取り入れつつ、外観は和風を基調としていて、蟇股(かえるまた)などの建築様式を取り入れる一方、窓にはイスラム風の意匠も伺える近代和風建築です。

いよいよ、授業スタート。
授業の内容は「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「すてきな建物でした」
http://nhmu.jp/report/22175

ここからは、本日の先生・奈良国立博物館の宮崎幹子さんのお話になりますが、「近代和風建築」は、幕末明治以降に建てられた和風建築のことで、寺社仏閣が多い土地柄、景観にも環境にもそぐうということから、奈良・京都が発祥の地とも言われています。

奈良の近代和風建築探訪_8

設計者は、古社寺建造物調査と保存修理に従事されていた関野貞さんで、古建築に関する研究の成果からの引用が多数見られます。
また関野さんは帝国大学在学中に平等院鳳凰堂を実測調査しており、奈良県物産陳列所設計の際、これを参考にしたとみられ、非常によく似せた設計なのだそうです。

また、宮崎先生は現代に生きる建築として、耐震補強改修についての話はもちろん、文化財の部分的な復原や、それを活用するための整備についてのお話もしてくださいました。

授業の終了後は、みなさん館内・館外の建物の特徴を見つけたり、先生に質問をされたりと、建物の持つ魅力や歴史の深さなど、それぞれに感じていただけたのではないでしょうか。

奈良の近代和風建築探訪_4

今日の授業では、100年以上前の建物が、歴史の流れのなかでその役割を担い、現代までその美しい佇まいを残し、これからも活用して次の世代へ引き渡していく取り組み、そんな貴重なお話が聞けて、大変有意義な時間を私も共有させていただきました。

ありがとうございました。

(さとちん)

あんこ大好きウン10年

2015.04.25 | 授業 | by Staff

ドウモドウモ。
小さな頃からあんこが大好き、おばあちゃん子の“Mochi”でございます。
今回は授業「3つの個性、3つのおいしさ ~鯛焼きとコーヒーと和菓子の店~」に行ってまいりました。

「こたろう」の前で準備していると、ご近所の方が「吉本の芸人でも来るのか?」とお尋ねになりました。
テレビ取材と間違えられたのかな???
残念!山○花子さんは来ません。
荷物の置き場に困っていると「ここに置いていいよ~」と声かけてくださって、とても温かい気持ちになりました。ほっこり(*^_^*)

あんこ大好きウン10年_1

今回の教室は、学生さんでいっぱいになるので、私たちスタッフ3人は、基本外からの参加です。

写真を撮るためにみなさんご協力してくださって感謝です。
おかげさまでこんないいショットが撮れました。

あんこ大好きウン10年_2

あ!間違えた(゜_゜)

あんこ大好きウン10年_3

あんこやコーヒーが大好きだけど授業に参加できなかったみなさんには、こちら↓
授業レポートをご覧ください。
「観光地の生き方」
http://nhmu.jp/report/22161

授業は、先生と学生さんの距離が近くて、質問もいろいろ飛び交う充実した内容となりました!

「こたろう」の進化、これからも楽しみにしています!!!

(Mochi)

ならまち再発見!

2015.03.29 | 授業 | by Staff

今回は、ならまちを盛り上げるために活動されている「奈良町落語館」の田中館長のお話を伺う授業「ならまちで出逢う、落語の世界 ~落語×奈良のまちづくり~」に携わりました。

この奈良町落語館は、奈良町を舞台に10ヶ所以上で開かれている「奈良町ふぇすてぃばる」会場のひとつです。
もう10回も開催されているそうです。
場所は、ならまちの、奈良町情報館の近くにあります。
「喫茶工房まほろば」の前で「旬菜ひより」の上です。
どちらも雰囲気のある店構えです。

ならまち再発見!_1

この日は小雨が降っていて、欠席者が多いのではないかと気を揉みましたが、さすが申込みが多かった授業だけに、欠席は、急用で遠方に行かなくてはならなくなったおひとりのみでした。
ほぼ出席していただき、スタッフ一同安堵しました。
せっかく抽選に当たったので、席が空くのはもったいないですね・・・。

ならまち再発見!_4

さて当日は、奈良町落語館の看板の横に奈良ひとまち大学ののぼり旗を立てさせていただきました。
学生さんは、こののぼり旗を見つけてくださり、迷われなかったようです。

ならまち再発見!_2

階段を登ると、玄関が。
右手に靴箱があり、上がろうとするとスリッパが整然と並べてあり、人を迎えるおもてなしを感じました。

ならまち再発見!_3

授業の様子は、「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「奈良町で生の落語を楽しもう!!」
http://nhmu.jp/report/21936

奈良町落語館の起こりは、桂南光さんが奈良町活性化イベントで落語をしてくださったのが始まりだそうです。
田中館長の説明によると、奈良町には落語の素材の「まんじゅうこわい」や「風邪うどん」などの味処が、あちこちにあるそうです。
また、奈良町は他の観光地のような佇まいではなく、生活感を併せ持った地域という話をしてくださいました。

ならまち再発見!_5

休憩時間には、学生のみなさんに「まんじゅうこわい」にちなんだ饅頭をお出しし、質疑応答をしていただきました。

ならまち再発見!_6

講座終了後には、高座に座らせていただきました。
頭が天井を打ちそうでしたが、高座の緊張感を味わうことができました。
魅力あるお話を館長にしていただきましたが、次回は落語を聞きに伺いたいですね。

(谷)