奈良ひとまち大学

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あふれる奈良愛が貴方にも私にも

2018.03.10 | 授業 | by Staff

今回の特別授業「河瀨直美、愛する『奈良』を語る。~奈良から世界へ発信する映画監督~」は、中部公民館の5階ホールが教室となりました。

あふれる奈良愛が貴方にも私にも_2

ホールの照明がLEDになって明るくなりましたが、気づいていただけましたか。
とは言っても、初めてご来場の方も多かったですし、ふだん中部公民館を利用している人も、天井を見上げても「うーん、わからない」って人も多いです。
実は、冬が始まる頃から次々と電球が切れて、「これじゃあホールが使えない!」ってところまで進んでいました。
河瀨直美監督をお迎えしての特別授業が明るくなったホールで開催できて、「本当によかった」と中部公民館の職員一同、安堵しておりました。

あふれる奈良愛が貴方にも私にも_1

受付の前には、奈良ひとまち大学のこれまでの道のりがまとめて展示してありましたが、みなさんご覧になりましたか。
1人でも多くの奈良ひとまち大学の学生さんに「このあたりから参加してる!」「こんなのもあったんだ!」なんて見てもらえてるとありがたいです。
作ったのは私じゃないんですけど。

あふれる奈良愛が貴方にも私にも_3

ところで、今回は受付を担当していましたが、初めて参加される方に学生証を発行するので、再発行の方も含めるとすごい数でした。
受付のテーブルが3つもありましたから。
ご参加への感謝の気持ちを込めてお渡ししていましたが、数人の方から「こんなかわいい学生証を作ってもらえるんですね」と声をかけていただきました。
喜んでいただけたようで、ありがとうございます。
これも作っているのは私ではありませんが、担当者はきっと嬉しいと思いますので、この場を借りてご報告。

あふれる奈良愛が貴方にも私にも_4

この特別授業の広報が始まってから募集の〆切日まで、公民館のいたるところに河瀨監督のポスターが貼ってありましたから、実物の河瀨監督をひと目見た時に、懐かしさすら感じたのは私だけでしょうか。
なんだか旧友に会ったような感覚でした。

あふれる奈良愛が貴方にも私にも_5

世界で活躍なさっているのに、不思議と身近に感じられる河瀨監督の言葉からあふれる奈良愛。
私も奈良に住んでて良かった~と、学生のみなさんと一緒に温かい気持ちになれた授業でした。

授業の様子は「ひとまちレポート」をご覧ください。
「『河瀨直美、愛する〔奈良〕を語る。』を受講して」
http://nhmu.jp/report/29939
「側にある幸せ。」
http://nhmu.jp/report/29950
「河瀨監督が教えてくれた奈良、再発見」
http://nhmu.jp/report/29974
「奈良で映画をつくり続ける」
http://nhmu.jp/report/29997

みなさん、これからも続々と企画されていく奈良ひとまち大学の授業に参加して、かわいい学生証をどんどん活用してくださいませ。

(和の美)

Saileさん、仏に出会う

2018.03.06 | 授業info | by Staff

3月24日(土)の授業「仏の道を歩むドイツ人僧侶 ~仏教と私、そして興福寺のこと~」のご案内です。

興福寺の僧侶として活躍中のSaile 暁映さん。
Saileさんの朝は早い。
興福寺に住み込み、毎朝5:30から他の僧侶たちと諸堂を拝巡するところから1日が始まる。
その後、清掃などのお勤めをし、昼間は、寺務とともに拝観者の案内や法相宗の教学を研究する日々を過ごしています。

Saileさん、仏に出会う_4

ところで、なぜドイツ人のSaileさんが、興福寺の僧侶になったのか、気になりませんか?
そこは授業でお話をしていただくとして、入口だけ、ちらりとご紹介。

Saileさんはドイツで生まれ、11歳の時にアメリカに移住。
なんでも、お父さんが日本好きだったこともあって、大学では日本の古典文学を研究したという経歴。
その研究のなかで仏教と出会い、法相教学を研究。
日本とアメリカの大学を行き来しているなか、興福寺でも学び、2011年10月に得度をし、僧侶の仲間入りをしました。
“かっぱ”も、そのころSaileさんに出会いました。

その年、現・興福寺執事の辻明俊さんが竪義加行を行った際に、Saileさんは付き人として21日間生活を共にし、辻さんをサポートしたのでした。
その時のことは、2012年2月25日の授業「千年以上伝わる厳しい試験『竪義』 ~僧侶にも試験があるんです~」で、辻さんとSaileさんから、どんな修行だったのかなど、エピソードを交えてお話を伺いました。

Saileさん、仏に出会う_7

「ひとまちレポート」はコチラ↓
「厳しい修行とプレッシャー!住職への試験『竪義』」
http://nhmu.jp/report/9264

Saileさんはその後、一旦アメリカに戻り、研究職に就いたのですが、「僧侶として生きたい」と決断し、再び興福寺の門をくぐりました。
そこで“かっぱ”は、この機会にSaileさんにお話を伺いたいと思ったのでした。
今回の授業では、「なぜ僧侶として生きたいと思ったのか」「仏教のどこに惹かれたのか」「興福寺が創建以来大切にしてきたこと」など、Saileさんのこと、仏教のこと、興福寺のことについて、伺います。

Saileさん、仏に出会う_5

なお、今年10月、興福寺では中金堂が落慶法要を迎えます。
また今年は、「古都奈良の文化財」が世界遺産に登録されて20年になります。
ぜひこの機会に興福寺で学んでみませんか。
お申込お待ちしています。
申込はコチラ↓
http://nhmu.jp/class/29714

Saileさん、仏に出会う_1

(かっぱ)

作り手の思いを使い手へ

2018.03.03 | 授業 | by Staff

3月3日、ひな祭り!
久しぶりに、授業「手紡ぎ手織りの麻織物、奈良晒 ~古き良き手仕事の魅力を発信~」にスタッフとして参加しました。

本日の教室は、三条通にある麻布おかい 奈良店。
教室に到着すると、入口には薄紫色のとっても素敵な暖簾がかけられていて、さすが麻布屋さんの入口って感じ!

作り手の思いを使い手へ_1

お店の中に荷物を搬入させていただくと、なんとも言えない素敵な色&風合いの麻製品の数々!
天井が吹き抜けになっているせいか、店内が広く感じ、そのなで麻製品ひとつひとつに目に留まるように陳列されていて、とってもオシャレ!
準備を忘れ、思わず見とれてしまいました。

作り手の思いを使い手へ_2

のぼり旗とプロジェクターをセッティング。
椅子を並べ、その上に資料もセットし、準備万端!
と思っていると、ここで忘れ物、発覚!
先生にお出しする大和茶「と、わ」の蓋を開けるために入れたはずの栓抜きが、荷物ケースに入っていないのです。
そう、大和茶「と、わ」はペットボトルでなく、リユースの瓶入りなのです。
何度もケースの中を捜しましたが、見当たらず・・・。
麻布店にまさか栓抜きなんて置いておられないとは思いつつ、岡井先生に尋ねてみると・・・岡井先生は、なんと、ペンを使って、一瞬にして瓶の蓋を開けてくださったのです。
すばらしいテクニック!(拍手)
岡井先生、ありがとうございました。

作り手の思いを使い手へ_3

学生のみなさんが全員お揃いになったところで授業開始!
改めまして、今回の授業の先生は、岡井麻布商店6代目、麻布おかい店長の岡井大祐さん。

作り手の思いを使い手へ_5

授業の様子は、「ひとまちレポート」をご覧ください。
「授業に参加して」
http://nhmu.jp/report/29930

お店を営業しながらの授業のため、お客さんが入って来られるのでは?と心配しましたが、何とか無事、授業前半が終了。

授業の途中で、しばしのコーヒーブレイク!
岡井先生が発案された麻生地ネルフィルターを使って、先生自らがコーヒーを入れてくださいました。
コーヒー豆はコーヒー専門店の方に依頼し、紙のフィルターで入れたものより美味しかったという豆を選んでご準備いただいたとのこと。
岡井先生の心のこもったお・も・て・な・し!
スタッフはいただくことができず、コーヒー好きの私はちょっぴり残念!
機会があればぜひご相伴にあずかりたいものです。

作り手の思いを使い手へ_4

ほっと一息ついたところで、後半は岡井先生と学生のみなさんとのトークタイム!
みなさんの感想をお聞きし、作り手として岡井先生の手仕事にかける思いが、学生のみなさんの心に伝わっていることを感じました。

「今が100%良いとは思っていない。だから変えていける!」
「いろんなことにチャレンジし、チャンスがあればいろんな物を作り、変化していきたい!」
こんな風に熱く語ってくださった岡井大祐先生。
これからのますますのご活躍を期待しております。

(うしお)