奈良ひとまち大学

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南極・防災・農業がつなぐもの その1

2016.03.04 | 授業info | by Staff

アザラシ。
南極・防災・農業がつなぐもの その1_1

ペンギン。
南極・防災・農業がつなぐもの その1_2

そして、オーロラ☆彡
南極・防災・農業がつなぐもの その1_3

これらは全て、地球の南の最果ての風景。
3月26日(土)の授業「生きる力をつける、ということ ~私が南極・震災・農業で学んだこと~」の先生、岩野祥子さんが南極で撮影したものです。
手つかずの自然が現存し、雄大で力強く美しい一方、厳しく過酷な自然環境が人命を奪うこともある極寒の地、南極。
岩野さんは日本南極地域観測隊として、南極にて2度の越冬を経験した初めての日本女性という、すごい経歴の持ち主なのです!!
南極の昭和基地は日本から約14,000km以上も離れた場所にあるって、全くもって距離感がつかめない。
「遥か遠く」ってコトしかわからん。。。

そんな岩野さんの近影がこちら。

南極・防災・農業がつなぐもの その1_5

野菜畑にいるのは、岩野さんの日常の風景。
今は農業に従事されていて、そして防災士としても活動されているのだそう。
「うーん、南極へ行った人がなんで農業?」と思ったあなた。
そこには深~いわけがあるのです。

南極・防災・農業がつなぐもの その1_4

ヒントは「生きる力」。
実は岩野さんのお仕事やライフワークは、この「生きる力」を育むことにつながっています。
私たちは、自然に生かされ、その恵みをいただいて生活していることを、つい忘れてしまいがちですが、震災などの自然の脅威にさらされたとき、それに気づかされます。
岩野さんのお話は、今までのさまざまな経験に基づいた「生きる力」がいっぱい。

詳しくは授業へご参加いただいてのお楽しみ☆彡
ぜひお申込ください
授業申込はこちら↓↓
http://nhmu.jp/class/25174

(なさ)

今回は奈良女子大学記念館!!

2016.03.03 | 授業info | by Staff

「奈良の地はわが国美術の粋とも称すべき古建築の淵叢(えんそう)たり。
 世人すでに似而非(えせ)西洋風建築に嫌厭(けんえん)す。
 宜しく本邦建築の優点を採るべし」
※『奈良国立博物館 仏教美術資料研究センター ~重要文化財 旧奈良県物産陳列場~』より一部抜粋

この文言は、1894年(明治27年)竣工で奈良初の近代建築とされる、旧帝国奈良博物館本館(現:奈良国立博物館なら仏像館)のネオバロック風の外観が、奈良公園に似合わないとして一般には好評ではなかったことから、次に予定されていた旧奈良県庁舎(現在は解体保存中)の建設にあたり、当時の県議会が設計者への要望として伝えられた際のもの・・・だそうです。

えっ?
いきなり何??
なにやら堅苦しい文章を冒頭からぶっこんでいますが・・・
実は、南都銀行本店、奈良ホテル、奈良仏教美術資料研究センターと、これまで3回にわたって開催してきた奈良の近代(レトロ)建築シリーズ第4弾となる授業「奈良が誇る美しい近代建築 ~奈良女子大学記念館をディープに探索~」についての案内をさせていただきたいのです♪

冒頭の文章は近代(レトロ)建築シリーズ第3弾の授業「奈良で生まれた近代和風建築 ~探訪、仏教美術資料研究センター~」でお話いただいた内容の一部です。

今回は奈良女子大学記念館!!_1

明らかにモダンな西洋建築である「なら仏像館」のそばにありながら、対照的な近代和風建築である仏教美術資料研究センター。
当時、奈良県の技師だった関野貞さんは、旧奈良県庁舎を模範とし、それに続く県の施設として設計したと言っています。

明治期の奈良に住んでいたみなさんの思いや当時の風景がイメージできますね☆
そこで、やはり気になるのが、奈良仏教美術資料研究センターの7年後となる1909年(明治42年)に建てられた奈良女子大学記念館(旧奈良女子高等師範学校本館)です。
奈良の近代建築と言えばやはり、この奈良女子大学記念館を思いつく方も多いのではないでしょうか?
この話の流れでいけば、この建物も近代和風建築になっていてもおかしくないですが、ご覧のとおり、和風建築からは程遠い異国情緒たっぷりの建築ですよね!!

今回は奈良女子大学記念館!!_2

このことについて今回の授業の先生・上野邦一奈良女子大学名誉教授にお伺いしたところ・・・一言。
「奈良公園からは少し離れているからじゃないかな?」
「・・・・。」
たしかに(納得)。
奈良の中心地全域に規制があったわけではなさそうですね。
それとも、別の事情があったからなのか?
ともかく、そこまで詳しい資料は残っていないようです。

さて、今回の授業では、アンケートでも要望が多く挙がっていました、奈良女子大学記念館の中をディープに探索していきましょう☆★☆

今回は奈良女子大学記念館!!_6

奈良女子大学記念館の見学と言えば、毎年春と秋に一般公開をしていますので、このブログをご覧の方のなかにも、館内に入ったことのあるよ~って方がいらっしゃると思います。
2015年は改修工事のため一般公開はなかったのですが、その工事が2016年3月に終了するとのことで・・・
なんとこの度、どこよりも早く奈良ひとまち大学の授業で!リニューアル後の館内を見学していただけることとなりました!!!
奈良女子大学の関係者の方に感謝、感謝です☆

そこで、今回、みなさんに授業のご案内をするべく、改修工事中の館内に特別に入れていただきました。
こちらは玄関から入ってすぐ左手(南側)、応接室や宿直室があったところだそうです!
改修工事と聞いていたので、あちこちビニールが貼られてあるのかと想像しましたが・・・
意外とさっぱり☆

今回は奈良女子大学記念館!!_3

こちらは講堂です。
おそらく、授業当日は、創立当初からあるとされる長椅子が並べられているはず・・・。

今回は奈良女子大学記念館!!_4

階段もめっちゃレトロですねぇ・・・
こういうのを見るとワクワクしてしまうのは私だけでしょうか?

今回は奈良女子大学記念館!!_5

ほとんどが当時のままだとのことで、なるべく近代建築の良さをそのままに、現在に遺していることがわかりました。

授業では・・・
建築秘話や建物の特徴、改修についてやその思いについて、1994年(平成6年)の重要文化財指定前に行われた改修工事にも関わられた上野教授にお話いただくとともに、館内をディープにご案内いただきます。
このブログの写真を見るだけではなく、ぜひ実際に歩いてレトロな雰囲気を味わってみてください。
たくさんのお申込をお待ちしています!!

授業申込はこちら↓↓
http://nhmu.jp/class/25172        

(もじゅ)

オシャレな古墳に魂を込めて

2016.02.28 | 授業 | by Staff

授業に従事するのは久しぶり。
今回もカメラを担当することになりました。
「魂を込めていいのを撮りなさい」とプレッシャーをかけ続けられていたので、眠れない日が続きました。

オシャレな古墳に魂を込めて_1

今回の授業は、「古墳・木簡がスイーツになった!? ~奈良らしいお菓子を発信するカフェ~」。
教室である「プティ・マルシェ&ぷちまるカフェ~」に着いて、店の前の人通りがとても多いことにビックリしました。

人の写っていない店の外観をカメラに収めようとカメラを構えるも、人が途切れることなく、なかなかシャッターを切ることができません。
そして、ほとんどの人が店の中を覗き込んだり、店の前に置いてある宣伝用のテレビ画面やチラシを見ているではありませんか。
かなりの注目度ですね!
写真を見ていただければわかりますが、こんな素敵なお店があれば誰だって気になりますよ。

オシャレな古墳に魂を込めて_2

店に入ってまたビックリ!シャレオツじゃないですか!
こんなオシャレな教室で、店主である先生の話が聞けて、今話題の古墳型ケーキまで作れるなんて、定員の4倍の申込みがあったのが納得できます。

オシャレな古墳に魂を込めて_4

さっそく教室の準備に取りかかろうと思ったら・・・な、なんと!
机と椅子がいつもと違う並び方になっているではありませんか!
このお店に入ったのは初めてですが、机の並びが明らかに奈良ひとまち大学の授業仕様になっていたのです。
先生とお店のスタッフの方が机や椅子をセッティングしてくださっていたのです。
ありがとうございました!
おかげさまでカメラに集中できました。

オシャレな古墳に魂を込めて_3

が、授業中も店の前を通る人のほとんどが店内の様子を覗き込んでいるような状態で、もしかしてステキカメラマンの私を見ているのでは・・・と錯覚してしまうほどでした。

オシャレな古墳に魂を込めて_5

授業の様子は「ひとまちレポート」をご覧ください★
「お菓子の古墳を築造」
http://nhmu.jp/report/25720
ワークショップでは、あの古墳型ケーキが築造されていく様子を見ることができたので興奮しました。
できた古墳型ケーキをスコップ型スプーンで発掘するなんて、おもしろい!
ケーキを食べなくても見ているだけで十分楽しめました(本当は食べたかったけど・・・)。

オシャレな古墳に魂を込めて_6

今回の写真はいかがでしょうか?
まだまだ勉強不足なので、古墳型ケーキを食べて写真の腕を磨きたいと思います。
先生、ありがとうございました!

(じーあん)