奈良ひとまち大学

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ひとまちの人 戸田彬弘
戸田 彬弘(とだ あきひろ)
映画監督・脚本家・俳優・撮影・録音・編集・舞台演出家
1983年8月16日生まれ  奈良県出身。
近畿大学演劇芸能専攻(現、舞台芸術専攻)卒業。
映画制作団体「チーズfilm」代表。

出身が演劇界のため、映像技術や映画演出等全てが独学。 監督代表作品として、全国劇場公開作品である奈良県後援映画「花の袋」(2008年/148分)がある(ニューヨーク東京フィルムフェスティバルノミネート、ラブストーリー映画祭クロージング作品正式招待など)。
「花の袋」では24歳という若さで、奈良県・奈良市観光協会・平城遷都1300年記念事業協会などが後援につくという、自主映画では異例の企画として、奈良だけでなく関西・関東と大きく取り上げられ評価を得た。
舞台俳優としては「見よ、飛行機の高く飛べるを」(作:永井愛 演出:松本修)等。
2009年公開 大江崇允監督作品「美しい術」にて映画初主演。
2010年には、平城遷都1300年記念事業協会と財団法人放送文化基金の助成を受け、ならまちを舞台にした映画「夕暮れ」(2010年/119分)の脚本・監督・編集を担当(一般公開作品)。
また、河瀬直美監督最新作「朱花の月」メイキング監督担当。なら国際映画祭2010のPVも担当。

作風は、俳優主義に徹しており、撮影前に数ヶ月に及ぶ稽古や合宿稽古などを実施。大橋也寸氏から学んだルコックシステムと、メソード法を参考に、等身大の演技を引き出す新たな演技法を実施。
また、現実がフィクションを超えるほど混沌とした現在、フィクションである映画は現実にどう対抗していくのかを考えながら映画を制作している。信念の「映画は観客のものである。」を胸に、テレビ映画やシネフィルだけにしか伝わらない映画ではなく、万人が共感するものをテーマにし、掘り下げていくことを意識している。

現在、2011年に撮影予定の新作「青のほし(仮題)」の監督を控えている。