奈良ひとまち大学

menu

詳細

ひとまちの人 奈良市田原地区伝統芸能保存会
奈良市田原地区伝統芸能保存会
(ならしたわらちくでんとうげいのうほぞんかい)
奈良県無形民俗文化財

1983年6月 奈良市無形民俗文化財に指定される(「祭文」、「祭文音頭」)
1983年6月 奈良市田原地区伝統芸能保存会発足
1999年3月 奈良県無形民俗文化財に指定される(「祭文」、「祭文音頭」、「おかげ踊り」)

茶畑の美しい田原地区には、室町時代に始まったと伝えられる「祭文」という芸能が伝承されています。これは、浪曲や三河万歳のルーツといわれる芸能で、法螺貝と錫杖を使った珍しいものです。他にも江州音頭や河内音頭の基といわれる「祭文音頭」が伝わっています。これらは、口うつしで伝わった貴重な芸能です。
1983年に奈良市無形民俗文化財に指定を受けたのち、奈良市田原地区伝統芸能保存会を発足させ、現在も毎週練習に励んでいます。
田原地区には、「祭文」の他にも「おかげ踊り」や「千本杵餅搗き(せんぼんぎねもちつき)」なども継承されており、地区内の伝統芸能の研究、保存、復興に力を注いでいます。
また、奈良市のみならず全国各地、時には海外でも披露するなど、田原地区の伝統芸能・文化を多くの人に発信しています。