世界でひとつの包み布

●レポーター:豊田市在住 しば さん

授業一覧で「ロウケツ染」というのを見て、どんなものかも分からず、直感で「おもしろそう!!」と思い、友達と一緒に申込み(笑)。
希望者が多かったそうですが、運良く参加することができました。

最初に中井先生から、包み布・ロウケツ染についての説明。
「暮らしのなかには、多くの包まれたものがあり、何かを包んで持ち運んだり、ラッピングとして包んだりと、いろいろな物を包んでいる。」
包む布というと、風呂敷と言ってしまうところですが、先生はあえて「包み布」と呼んでいるそうです。
普段から何気なく行っている「包む」ということにも心配りができるのは、素敵だと思いました。

世界で一つの包み布_1

先生が持ってきてくださった作品は、色鮮やかで素敵な包み布ばかりでした。
ロウケツ染は、奈良時代に盛んに行われていた染色技法のひとつ。
奈良時代はどんな色・柄・物だったのかはわかりませんが、今も残っているのは素晴らしいことだと思います。
「どうやって染めているんだろう??」
作品にワクワクしつつも、できるのかな~と少し不安に・・・。
包む物によって、柄の位置であったりデザインを変えているというお話を聞いた時は、今までの私のなかにはなかった発想で、驚きでした。

世界で一つの包み布_2

ロウケツ染の手順について説明を受けて、作業に移ります。
さっそく、布へ下描き・・・といきたいところでしたが、図案をノープランで来た私・・・。
他の方はスラスラ下描きをされていたようで、少し焦りが・・・(汗)。
先生が作品で使われていた図案を用意してくださっていたので、その図案を使いながら下描きをしました。(ホッ・・・。)

世界で一つの包み布_3

下描きが済んだら、「伸子」という竹の棒の両端に針が付いたものを布の角に刺して布を張ります。
この伸子を付ける作業、竹をしならせて布に刺すので、少し怖い・・・。
先生に手伝っていただいて無事に張れたら、次の工程へ。

世界で一つの包み布_4

白く残したい所へロウをのせていくのですが、ロウがしっかり染み込まないとくっきりと模様が残らなかったり、色が混ざってしまうので、布の裏までしっかりと染み込むように模様を描いていきます。
ロウは100℃で溶かしているので、ちゃんと染み込むように細目にのせていきます。
簡単そうですが、やってみるとなかなか難しい。
筆に染み込ませたロウの量が多すぎて、下描きの線から思いっきりはみ出してしまいました。

世界で一つの包み布_5

ロウで模様が描けたら、次は染色。
ノープランで来たので、またまた何色にしようか迷います・・・。
迷いつつ染色。
染色は、塗り絵をするような感じ。
染料が余分な部分へ移らないように水平にしないといけないので、両腕を気にしつつ(少し色が混ざってしまったところもありましたが)、何とか染色が完了。

世界で一つの包み布_6

最後に、ロウの上に残った染料をティッシュで取っていきます。
ロウの染み込みが足りなかったのか、少し染料が残っているところもありましたが、ロウを取り除いたら、できあがりはどうなっているのかな?

みなさんきれいに染色されていて、気がついた時には終了予定時刻を1時間ほどオーバーするという事態に(笑)。
全く気がつかず・・・あっという間でした。

何も考えずに来た割には良くできた・・・かな?
世界にひとつだけの包み布。
届いたら何を包もうか?
届くのがとても待ち遠しいです。

世界で一つの包み布_7

友達と、「またやりたいけど、家ではできない!」ということで、
次回はバッチリ考えてから先生の工房でリベンジしようと誓って奈良を後にしたのでした(笑)。