奈良ひとまち大学

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大和は国のまほろば

●レポーター:奈良市在住 りいこ さん

とってもよいお天気の3月9日、奈良ひとまち大学100回記念授業ということで、
奈良市立中部公民館で開催された「生涯学習フェスタ2013」とのコラボレーションで行われた特別授業、「ぼくらの奈良の遊び方 ~仏像や仏教はこんなにおもしろい!~」に出席させていただきました。

大和は国のまほろば_6

今回、私は友人に誘われ初めての参加でした。
奈良が大好きで仏さまにお会いするために出掛けることも多く、
自分が愛する奈良についての講演は興味深くとても楽しみにしていました。

イラストレーターのみうらじゅんさんと海龍王寺ご住職の石川重元さんの対談は
終始とても楽しくおもしろく、ずっと笑っていたような気がします。

本当は、2年前の2011年3月12日にこの講演会があるはずでしたが、
震災のため、みうらさんが東京から来ることができなくなり、この日になったそうです。

みうらさんの「三条通りが、来る度に狭くなったり広くなったりしている」という話から始まり、その超マイナーな地域限定トークにまず爆笑しました。

大和は国のまほろば_1

いろんなお話をしていただきましたが、
みうらさんの
「秘仏なのに秘仏の写真があったりする話」や
「150年に一度のご開帳時、僧侶が〝公開して、もし仏像がなかったら〟と不安になり、先にこっそり確認のために見てみて、〝あってよかった~〟と安心した話」は
おもしろくて思わず吹き出してしまいました。

石川住職の
「海龍王寺の壁に室町時代の涅槃図が掛けてあったんですが、一般の仏具として扱っていたことから、値打ちがあるものだとの意識がなかったので、掛けるひもを留めている金具が取れた時に、電線を留めるU字釘で代用したり・・・巻きシワの部分から絵が線状に破れてきたので、洗濯のりを溶かして和紙を裏から貼り・・・それが今、奈良市の 指定文化財になっています」
というお話は、聞いたら誰もが絶対にその涅槃図に興味をもってしまうだろうなと思いました。

大和は国のまほろば_3

その他にも、海龍王寺に夜中に1人立ちすくむ女生徒の話など・・・
なんだか少し敷居が高くて、固そうで近寄り難いというようなイメージの仏教の世界が、ユニークな表現でグンと私たちの身近なものになり、
ぜひその場所に行ってみたいと思わせてくださるようなお話をたくさんしていただきました。

講演の最後に、みうらさんからの奈良に住む若い人たちへの言葉。
「奈良に住むなら仏像を好きになるしかない!そうすると秘仏の公開が年中あちこちであって忙しいくらいずっと楽しめる」
「慶派のように形が以前に無く、その無いところから信仰心でできた天平仏は特に素晴らしい」
という言葉が印象的でした。

大和は国のまほろば_2

奈良といえば東大寺の大仏というイメージが強いですが、
奈良にはその他にもたくさんの優れた仏像・神社仏閣がありますし、
国宝の仏さま126体中、奈良には70体もあります。
国宝級の仏さまの半分以上に会えるという、奈良はなんて素晴らしい、そして貴重な場所なんでしょう。

そんな奈良にもっと多くの人に足を運んでもらえるようにご尽力いただいているのが、
ご登壇いただいているおふたりなんだなと、拝聴しながら実感いたしました。

日頃からもっと奈良をもっと全国にアピールしたいと思っておりましたが、
今回の特別授業に出席させていただき、
太古の昔から変わらないゆったりとした時間が流れ、おおらかに私たちを受け入れてくれる、自然がいっぱいの奈良、こんなにも優しくて魅力あるべっぴんさんな奈良を、たくさんの人に知ってもらわないともったいないなと更に強く思いました。

先ずは自分たちがもっと奈良を知って好きになってそして愛して、
心からの言葉で奈良の愛すべきところを全国に、
そして世界にアピールしていかなければならないんだなと思わせていただきました。

私たち奈良県民こそがもっと〝国のまほろば奈良〟の魅力に気づいていかなければならないと思わせていただいた授業でした。
貴重な機会をいただきありがとうごさいました。