奈良団扇に奈良の良さを感じる

●レポーター:奈良市在住 お杉さん

奈良団扇を小学校の郷土学習で習ったことと、大学卒業を間近にして働き方や生き方について考えていたところ、年齢が近く、また家業を継ぐという私には身近でない環境でお仕事をされている池田さんの授業に興味をもち、参加しました。

最初の教室のSAVAS Cafeさんでシフォンケーキをいただきながら、池田さんから奈良団扇の歴史や作業工程などのお話を伺いました。

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そのなかで実物の奈良団扇に触らせていただき、普段使っているプラスチック製の団扇との違いを実感しました。
紙染めには松ヤニや膠、ミョウバンなどが用いられること、彫りでは刃に椿油を付けて彫ること、和紙を張り合わせる糊はデンプンでできていて手作りされていることなど、奈良団扇のこれまで知らなかった面を知ることができました。

次にお店に移動して、池田さんと池田さんのお母様に透かし彫りと染めの作業を見せていただきました。

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普段、身の回りにあるものができる過程を見ることが少ない私は、おふたりの手つきに興味津々でした。
先代から受け継がれている型を用いた透かし彫りには、職人の感性が活かされるそうです。
池田さんから鹿の目の彫り方のお話を聞き、その後お店の団扇の鹿の目をじっくりと見てみました。
愛らしい鹿で、きっと昔の人も鹿の姿に心癒されることがあったのだろうと思いました。

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これから、団扇や伝統工芸品を見ると、今日の池田さんの授業を思い出すと思います。ありがとうございました。