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ボクの仕事は「奈良の鹿」の授業を終えて
●レポーター:奈良市在住 なお さん
奈良生まれ、奈良育ちの私は、鹿とのお付き合いも長いのですが、意外に知らないことも多くありました。
・鹿は人間と同じくらいの体重があるので、人間が摂取するカロリー同等の草を食べているということ。
・鹿が芝を食べる(種子)→種子が糞として出てくる(より発芽性の高い種子に)→糞虫が分解→発芽
これは日本、世界に誇るべき素晴らしい生態系であるということ。
・現在奈良には約1,100頭の鹿が生息していて、芝だけで最大1,300余頭を収容できるだけの豊かな自然が奈良には現存しているということ。
奈良公園が青々と美しく保たれているのは鹿のおかげなんですね。
広大な自然と鹿と人間が共存することの素晴らしさを改めて感じました。
しかしながら共存する難しさもあって、鹿の愛護会の方々が私たちの見えないところで苦労されていることもわかりました。
実は、ここ数年来、鹿に畑や田んぼを荒らされていたので、個人的に鹿の愛護会の方にはお世話になっていたのです。
鹿と人間との共生についても深く考えさせられる一日でした。
鹿のことを、より深く知る良いきっかけとなりました。
鹿愛護会の皆様、どうもありがとうございました。