観光地の生き方

●レポーター:京都市在住 侑架さん

学生時代は奈良に通っていたため奈良は第二の故郷のように感じている一方で、卒業以来4年ほど経っているため、今回は観光客の目線で参加しました。

観光地として人気のあるならまちで鯛焼き・コーヒー・あんみつの3つが一緒にお店を出していると聞いた時には町興しのイメージが浮かび、ならまちを盛り上げるべくばんばん観光客を呼んで賑わっている、そんな活動についてお話が聞けるのではと予想していました。

しかし当日お店に着くなり、私の予想は外れている気がしました。
居心地の悪さは全くないのですがお店は非常にこじんまりしており、大勢の観光客に詰め掛けられたら却って困ってしまいそうな店構えです。

観光地の生き方_1

そしてお三方のお話についても私の予想は見事に外れており、お三方が共通しておっしゃっていたのはご自分が作る食べ物への「愛情」と「自信」、そしてそのために生じる「手間隙」でした。
注文をうけてからひとつずつ時間をかけて焼く鯛焼き、自らの手で豆を選って焙煎しお湯の温度にも気をつかいながらマグカップに注がれるコーヒー、天草から作られた柔らかい寒天と炊きあげられた上品なあんこで作られるあんみつ。

観光地の生き方_2

どれも素晴らしく美味しく、優しく、心が嬉しくなる味でした。

観光地の生き方_3

日頃京都市に住んでおり、観光客に人気のいつも行列ができているお店を見慣れすぎていたのかもしれません。
観光地として人気があるということは多くの人が集まり、賑わっていることなのだと思ってしまっていましたが(もちろんそれが悪いことだとは思いません。観光客の方々のはしゃいだ笑顔もまた素敵なものです)、少なくともこのこたろうさんでお三方が目指しているのはそこではないことを感じましたし、それは私自身も日々の生活や仕事に於いて目指して行きたいと思わされるものでした。

観光地の生き方_4

当初の予想とは異なり、自分の生き方について思いを馳せる講義となりました。
本当にいい方向に予想が外れ、思いがけず自らを見つめ直すいい時間が過ごせました。
ありがとうございました。
また明日から、仕事、頑張ります!