奈良には365の季節がある

●レポーター:奈良市在住 山桜さん

氷室神社で開催された、映像カメラマン保山耕一さんの授業に参加しました。
まずは氷室神社さんにお参りさせていただき、そのあと、保山さんのお話が始まりました。

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最初は、映像カメラマンとして世界を股にかけて活躍されていた頃のお話でした。
仕事には必ず全身黒い装いで、余計な光が反射しないように心がけていること、お水取りの映像を撮るべく、数日前からカメラを構えて周りに溶け込むようにひたすら待機し続けたことなど、ベストのタイミングが来るまでひたすら準備し、待機する、そして圧倒的な技術で撮影する、という、カメラマンとしてのプライドと自信を感じさせるお話でした。

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ところが、2013年に直腸ガンが見つかってからは生活が一変したといいます。
仕事を始めて以来、1日もカメラを持たない日がなかったという保山さんも1年間は闘病の為、カメラを持つこともできず、それまでの仕事も一切なくなり、絶望するような気持になったといいます。

ですが、故郷奈良に戻り、以前使っていた高価なカメラではなく、持っていたスマホのカメラで奈良の映像を撮ることをリハビリとして、カメラの世界に戻っていかれたという保山さん。
その時の映像が流れましたが、とてもスマホのカメラとは思えない、ゆっくりと、一瞬一瞬大切に撮られた美しい映像だと思いました。
それから、奈良の風景を撮ってはYou Tubeにアップするということを続けられているそうです。

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「奈良には365の季節がある」

保山さんの印象的な言葉です。
続いて流れた奈良の四季を撮った映像でも、四季それぞれの奈良の表情が丁寧に撮られていて感動しました。
私は奈良に住み始めて2年になりますが、奈良にいるとしっかり季節を感じることができますし、何か、大きなものに守られ、癒されているように感じることがありますが、その奈良の気そのものが映っている映像だと感じました。

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現在も闘病しながら、美しい奈良の映像を撮り続けておられる保山さん。
その活動を今後も見守りたいですし、私も奈良の365日を感じながら日々を過ごしていきたいと思いました。