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●レポーター:奈良市在住 うお さん
「第六十次式年造替ログまとめ ~春日大社の式年造替を振り返る~」に参加してきました。
まず最初に、春日大社境内の「感謝・共生の館」で、先生の千鳥権禰宜がスライドや動画を使って、20ヶ月間に渡って執り行われた式年造替の数々の神事についての説明をしてくださいました。
そして、全員手水でお清めをした後、先生の案内で春日大社の境内を散策したのですが、ここで毎日お仕事をされているだけあって、先生は春日大社のことを本当に良くご存じです。
七基の変わり種灯籠があること、春日大権現の灯籠を三基見つけたらお金持ちになる伝説のこと、回廊の上の垂木がカーブでは形が変わっていること等々、少し歩いては立ち止まって、時間が押していることを気にしながらも、たくさんの興味深いお話をしてくださいました。
その後、国宝館で貴重な宝物を拝見した後、感謝・共生の館に戻って、先生の千鳥権禰宜と岡権禰宜を囲んでの和やかな茶話会がありました。
ここでは参加者が事前に記入した春日大社への疑問・質問に、お二人の先生が丁寧に回答をしてくださいました。
実はこの時、国宝館の隣のカフェで販売しているお饅頭を出してくださったのですが、上品な甘さで、あんこ好きの私も大満足のとても美味しいお菓子でした。
私は式年造替の期間中に「今だけ」というプレミアム感に乗って、御本殿の拝観もさせて頂きました。
しかし、今回の授業で式年造替の一連の神事の流れを学ばせて頂いたことで、「もっと勉強してから拝観すれば良かった!」という気持ちになっています。
奈良に生まれて住み続けて、これまで数えきれないほどお参りに来ているのに、まだまだ知らないことだらけの春日大社の魅力をもっともっと知りたくなりました。
まずは、次の万灯会では、今回の式年造替で復活した「瑠璃灯籠」を必ず見に行こうと決めました。
最後に、お二人の先生と春日大社の関係者様、ひとまち大学のスタッフの皆様には、このような貴重な学びの場を用意してくださいましたことに感謝申し上げます。
今回は250回目の授業でしたが、今後、300回、400回と授業が続いて行かれますことを、心からお祈りしております。