詳細
●レポーター:奈良市在住 パビリオン隊長さん
いやあ・・・旨い・・・。
語彙が貧しくてすみません。
ただ、下手な説明は無用だと思います。
一目瞭然、いや一舌瞭然。
今回飲ませていただいたクラフトビール「そらみつ」「あをによし」「ひのひかり」はどれも個性が際立ち、大手メーカーのビールにはまったくない味でした。
え?これもビール?と驚き、もう一口、一口と味を確かめるうちに、ぐんぐんグラスが空いてしまいます。
色や香りもそれぞれ特徴があり、目でも鼻でも楽しませてくれます。
なんだかゴールデンラビットビールの回し者みたいですが、ちがいます。
今回初めて飲んだのです。
でもこれこそ奈良ならではのビールだ!と胸を張りたくなってしまいました。
地元が誇れる旨いものがまたひとつできた!とテンション急上昇。
まったく思うつぼです。
これほどの個性や主張のあるビールが誕生した理由は、講師の姿勢からもよくわかります。
とにかく熱い。
前のめり。
しかも実質お一人で作られていると聞き、なおビックリ!
今はまだ自前の醸造所もないために、設備を貸してくれる奇特な醸造所を頼り、わざわざ新潟まで行ってエッサエッサと材料を煮たりしているのだとか。
自ら巨大スコップで釜を掻きまわしながら。
その様子を嬉々として語る姿に、もしかするとこの人は常時酔っぱらっているのではないか・・・と訝るほどです。
それにもうひとつ驚いたのが、参加者の皆さんです。
若い人中心でしたが、お酒がお好きで、しかもよくご存じ。
昨今は「若者はお酒を飲まなくなっている」などとよく言われるので意外でした。
(もっともお酒を飲むイベントに参加しているのだから、当然かもしれませんが・・・)
講義の中で奈良県はビール消費量*や飲食店件数がなんと全国最下位!という衝撃のデータも出ていましたが、昭和的な酒宴が下火になる一方、むしろ楽しく味わって飲みたいという人が増えてその情勢も変わっていくのでは?と妄想が膨らみました。
ますます楽しみです。
どうもごちそうさまでした!
*出典:
都道府県格付け研究所
http://grading.jpn.org/Divzei1008007.html#area290009