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●レポーター:奈良市在住 りんご さん
8月27日のひとまち大学は、私の尊敬する自然写真家・佐藤和斗さんのお話、しかも大好きなカナカナでの開催です。
申し込み、幸いにも抽選に当たりました!
ラッキーです!
夕暮れ、奈良町のカナカナへお邪魔すると、まずドリンクの注文、クッキーも配られます。
私は、ドリンクはシークヮーサースカッシュにしました。
クッキーは、可愛いリスがドングリを持っている形になっています。
両手に抱えて座布団の席に着席。
これらをいただきながらお話を聞く幸せ。
座った正面にスクリーンが設置され、美しい画像を見ながら、いよいよお話が始まりました。
対話形式で、インタビュワーの方の質問に答える形で佐藤さんがお話されました。
もともと写真家になるつもりはなかったという佐藤さん、空の写真で賞を取られたことをきっかけに写真の道に入られたとお聞きして、人生って不思議だなあと思いました。
そして、写真家の仕事だけでは食べていけないので、カメラマンとして家族写真や、ウェディングの写真も撮られていたことも知りました。
その時に培った人物の撮り方が、鹿の撮影にも生かされていて、今につながっているとのこと。
写真集『Dear deer 鹿たちの楽園』の表紙の写真は、写真教室の生徒さんたちにアンケートした結果、いまのかわいい子鹿がはねている写真に決められたそうで、多くの人との出会いと支えがあって今の自分がいるという感謝の気持ちを絶やさない姿勢に感動しました。
また、インタビュワーの方が撮影に同行し、撮られている姿を撮影、その写真と、佐藤さんが撮られた写真が交互に紹介されました。
時間は朝の6時!
この場所の、この鹿が、この写真になるのか~!と、その違いにびっくり。
そこがプロとしての独創性と芸術性なんだなと、よく分かりました。
質問タイムの答えとして、今後の活動予定や夢も佐藤さんは語ってくださいました。
それによると鹿の写真集の第2弾を構想中とのこと、とっても楽しみです!
夢は写真美術館を作ること。
自分の目標を発信して、それをひとつひとつ形にしてこられた佐藤さん、きっとこの夢も実現されるのだろうなと思いました。
最後に、写真集のスライドショーを鑑賞。
本当に可愛く、時にはワイルドで個性的な鹿たちの風景を堪能!
参加できて本当に楽しかった、あっという間の2時間でした。