奈良ひとまち大学

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気軽に!週末プチ茶畑旅行

●レポーター:交野市在住 かさ さん

田原地区は奈良市内から車で10分程度。
一本道で、山道に慣れていない私でも不安を感じることなく運転することができました。

気軽に!週末プチ茶畑旅行_1

まずは、窪田りんご園の窪田さんからの説明がありました。
代々受け継がれてきた茶畑を枯らせたくはないと、りんご園をつくることを決意。
茶畑に適した土地から、そのままりんご栽培ができるわけではなく、様々な困難があったようです。
しかし、既にりんごを栽培されている方のアドバイスを受けて真っ赤なりんごがなるようになりました。
今では、りんごの栽培方法の相談も受けてくださるとのことで、知識が伝達されていく、人とのつながりが大切だと感じました。

気軽に!週末プチ茶畑旅行_2

奈良市指定文化財松本邸への道のりも素敵。
周囲に畑を見ながら、のんびりと歩くことができます。
松本邸では、郵便取扱所として使われていた時の窓口を見ることができます。

気軽に!週末プチ茶畑旅行_3

田原ブルーベリー園には、沢山のブルーベリーの木があります。
お気に入りの実を選んで取って、無くなったら次の木の実を取って・・・を繰り返したら、あっという間に時間が過ぎていました。
子どもも楽しみながら摘み取ることができます。

気軽に!週末プチ茶畑旅行_4

昼食を食べ、午後からは岡井麻布商店の岡井館長の説明。
説明の舞台は、20名ほどが入る大きな麻蚊帳の中でした。
蚊帳に周囲を囲まれているだけで、不思議と安心感があります。
普段見ることのできない現物もたくさん見せていただきました。

気軽に!週末プチ茶畑旅行_5

授業終了後は、田原やま里博物館夏休み体験フェスタの会場を散策。
理髪用はさみの研匠の根矢さんに会うことができました。
厚生労働省の現代の名工に認定された方です。
全ての技術を1人の人に伝達するという、研匠としての伝統継承についての考え方を教えてくださいました。

他にも、田原やま里博物館の散策MAPに掲載されている方とお会いすることができました。
チラシに載っている人がいる!と芸能人と出会ったかのような喜びがありました。

田原地区は風景が素晴らしく、市内から気軽に行くことができます。
でも、田原の良さはなんといっても人!
外からの人を受け入れる優しさがあり、それが居心地の良さにつながっているのだと思います。

気軽に!週末プチ茶畑旅行_6

後日談で、田原地区に行ってお茶に興味を抱いた私は、大和茶を知ることができる茶良に参加しました。
そこでは茶歌舞伎といって、名前を伏せた状態でお茶を飲み、匂い・味・色で種類を当てる遊びをしました。
冬頃には、田原地区にある竹西農園の遊茶庵にも行く予定です。

奈良ひとまち大学での授業参加が、世界を広げるきっかけになると感じました。