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仏の道を歩むドイツ人僧侶を受講して
●レポーター:奈良市在住 sabo さん
3月24日(土)に「仏の道を歩むドイツ人僧侶」を受講しました!
講師は興福寺の僧侶ザイレ暁映さん。
私は奈良在住歴は長めなのですが、興福寺のことを詳しく知りませんでしたし、外国の方がどのような思いで僧侶になり日本で暮らしているのかとても関心を持ち、ワクワクしながら授業に臨みました。
当日は快晴で、気持ちの良い天気でした。
ちょうど24日に興福寺の桜が開花したそうです。
まずは興福寺本坊にて講義。
初めにザイレさんから「修行ではないので足を崩してください」との声かけがあり、リラックスしてお話をお聴きすることができました。
仏教との出会いや興福寺・法相宗のこと、そして僧侶として歩んでいる中で思うことなど、内容は多岐に渡りました。
私が心に残った言葉をいくつか挙げますと、「自然の流れは自分の都合と関係がない」「人生の目的は心の安らぎを得ること」「修行で何かがころっと変わるわけではない。しかし少しだけ変わることができる」です。
当たり前のことなのかもしれませんが、毎日何気なく過ごしていると忘れてしまうこともあります。
改めて生き方を見つめなおせた時間でした。
後半は外に出て建物や美術の説明を受けました。
今まで知識がなく、拝観すると大きいあるいは有名な建物や仏像に注意を向けてしまいがちでしたが、今回本当に見方が変わりました。
東金堂ではぜひ維摩居士(ゆいまこじ)坐像に注目していただきたいです(笑)。
ザイレさんのお話はユーモアがあり分かりやすく、とても楽しく受講することができました。
まだまだお伝えしきれていないことがたくさんありますが、参加できて本当に良かったです!
ありがとうございました!