夢いっぱいの元興寺

●レポーター:奈良市在住 パン さん

世界遺産、元興寺のエトセトラ ~お坊さんは元銀行員!~」に参加しました。

まずは極楽坊で元興寺のことを詳しく教えていただきました。
本尊である智光曼荼羅について、極楽坊の正方形の形について(極楽浄土を夢みた多くの人々がどこからでもお参りしやすい形になっている)、元興寺は日本の仏教を語る上で欠くことのできないお寺であること(元興寺のもとは飛鳥寺で、飛鳥寺は日本に初めて仏教が伝わった寺であることから)などをお話しいただきました。
当時は規模も大きなお寺であったそうです。

夢いっぱいの元興寺_1

興味深かったのは、寺の周りの防火壁を建設中に、当時の人々の信仰を明かすものがたくさん出てきたという話。
たくさんの人々が信仰していたこのお寺はなんなんだ?と、昭和になってから調査が始められたそうです。
研究所もあるそうで、これから新しいことが次々に分かっていくのですね。

そして禅室の屋根の紹介。
この屋根の一部は1300年前のものが残っているそうです。
ぼこぼこしていて、色も様々。
可愛らしい屋根でした。

夢いっぱいの元興寺_2

その後、法輪館で館内にある発掘物などの説明を受け、最後に先生ご自身のことを伺いました。
辻村さんは、結婚を期に僧侶になる決断をされたそうです。
大きな決断でしたが、お子さんが大変な難産で産まれたことが、何故自分が僧侶になったのかを考えるきっかけになり、解釈できたと話されていました。
参加者の中には涙を流している方もいらして、心に響くお話でした。

夢いっぱいの元興寺_3

お寺の成り立ちから智光曼荼羅、防火壁内のたくさんの信仰を明かす品々、現在のお坊さんの話まで、感慨深く、夢と浪漫の溢れるお寺だなあ~と感じました。

また個人的にもお参りしたいと思います。
ありがとうございました。