「奈良」を代表する醸造所へ!

●レポーター:河合町在住 ポンdeぴよ さん

私が今回の授業に参加してみたい!と思った理由は以下の2つ。
◆「奈良」で「ビール」?
イメージが結びつかないけど、どういうこと?おいしいの?
◆公務員を退職してビール造り?
退職後の進路としてそういうのもあるの?

今日の授業の受付で渡されたチケットには、ビール1杯目、そしておかわり分のチケット!
早めに到着した参加者同士、今日はおいしいビールが2杯も飲めますね!と和気藹々トークが弾みます。

そして、ふと見ると、テレビクルーの方々のお姿が!
どうやら今回の授業は「奈良テレビ」の「ゆうドキっ!」番組で取り上げられるとのこと。
これまで参加させていただいた奈良ひとまち大学の授業で初めての出来事で、ビックリ!!

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まずは浪岡さんの自己紹介、そして参加者の自己紹介。
2015年に県庁を退職された浪岡さんは、もともと実はビールは苦手だったとか。
しかし、ヒューガルテンビール(ベルギービール)のあまりの美味しさに覚醒され、そこからビール醸造に興味が湧き、県庁に在職中から、夏季休暇を利用して様々な海外の醸造所を視察・見学されていたとのこと。

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そうして、ますますご自身がビール造りをしたいと思うようになり、周りにも自分の想いを強く語っているうちに、京都醸造所設立のメンバーから声をかけていただき、独立前提に採用をしていただけるとのこと。

その頃は独身で、かつ親の介護等もなかった浪岡さんは、退職して新たなステージに踏み出すのはこのタイミングではないかと考え、思い切って転職されました。
醸造所設立のタイミングから関わることができるというのも、人生この先滅多にない機会と捉えられ、思い切った決断をされました。

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日本全国の中でも奈良はもともと醸造所が少ない県で、浪岡さんが奈良醸造所を始める前は曽爾高原の醸造所しかなかったのだそう。
これもチャンスを後押しするきっかけになったそうです。
2年間、京都醸造所で働いた浪岡さんは、昨年6月に今の場所に奈良醸造所を設立します(今日がほぼ1周年記念!)。

夢があり、やりたいことを実現する人というのは、自分の想いを周りにきちんと伝え、ご縁を大切にしているうちに、周りからの協力が得られて現実化する、というのを聞いたことがありましたが、浪岡さんはまさにそれを体現されておられます。

そして、お話はビールの醸造方法について。
その後まずは1杯目のビールをいただき、醸造所見学に進みます。

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浪岡さんはおいしいものを比較的リーズナブルに提供できるよう、敢えて県産品には拘らず、例えば麦芽はドイツ産、ホップはアメリカ産のものを重宝されているんだとか。
クラフトビールは高いイメージがありますが、より多くの人たちの手に届くように!との想いが伝わってきます。

そもそもクラフトビールは日本では比較的最近ブームになった印象ですが、アメリカでは10年以上前からブームだったそうです。
醸造所とは日本でいう地酒を造る地元の小さな工場(こうば)で、今ではインド等でもあるそうです。

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生の薫り高いホップや麦芽等の匂いを実際に嗅がせていただいたり、醸造所の機械の説明を、製造方法と一緒に伺っていると、温度管理やアルコール度数のチェック、炭酸ガスの量の調整等、いくら機械に任せられる部分があったとしても、骨が折れる作業が多そうです・・・。
特に暑すぎる夏は機械が故障することもあるらしく、自宅の家が停電になったら醸造所が気になって来てしまうほど、とのことです。
まるで子育てのような愛情を感じます。

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ビールそのものは12時間程度でできてしまうそうですが、発酵に10日から2週間、熟成には4か月以上かかるものも。
季節によって温度管理も異なり、味も微妙に変わってくるのだそうで、そういった違いを楽しむファンもいるのだとか。

醸造の機械はほぼ全てステンレス製で、中国製がほとんど。
マンホールほどの大きさの穴から麦芽やホップ等の材料を投入。
数十kgを超える材料は全てご自身の手で運ばれるから、本当に力仕事ですね。

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醸造所見学の後は、屋外スペースのテーブルにて、おかわりのもう1杯を!
梅雨の期間にも拘わらず、奇跡的に晴れて暑い日差しの中、冷たいビールは最高!
奈良テレビさんの取材を受けながら、参加者同士でビール談義に花が咲きました。

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今回の参加者にはビール好きが非常に多く、また奈良醸造所を、そして浪岡さんを目当てに参加していらっしゃる方も多く見受けられました。
今夏は毎週異なる味のビールに挑戦される浪岡さん、これからもMade in Naraのビールをあちこちで広めてファンを増やしてくださいね!