農業ボランティアをやってみたい!畑ヘルパー倶楽部ってなに?

●レポーター:奈良市在勤 みかん さん

1月26日の見掛加奈先生の授業「安全な食とボランティア活動のこと ~畑ヘルパー倶楽部ってなに?~」に参加させて頂きました。
奈良ひとまち大学の授業に参加させて頂くのは今回が初めてです。
きっかけは、以前から食に興味がありながら何もできないでいたところ、偶然テレビで昨今農業ボランティアが流行っている、という報道を見て、そんな活動があるのなら自分も参加してみたいと思い、住んでいる近くでそのような活動をしている所はないかな?とネットで検索してみたのが始まりでした。
その時に畑ヘルパー倶楽部という農業ボランティア団体のホームページを見つけ、活動内容などを奈良ひとまち大学で紹介するということを知り、今回申し込みさせて頂きました。

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畑ヘルパー倶楽部とは、農家さんをお手伝いするボランティアグループで、お手伝いのお礼に自然農法で作った野菜、お米、お茶などの農産物を頂け、畑作業のお手伝いの他、採れたての自然農法の野菜を使った料理教室や自然の下での婚活イベントなども開催されている団体です。
授業は奈良市生涯学習センターで行われました。

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お互いの自己紹介の後、見掛先生から畑ヘルパー倶楽部を立ち上げられたきっかけや活動の様子、参加方法などを写真や動画で分かりやすく教えて頂き、またOffice Green Houseという見掛先生の事務所でされている他の活動や今後の展望、さらにお手伝いに行っているという竹西農園の方から、美味しいお茶の淹れ方を教えて頂き、実際に試飲もさせて頂きました。
授業が終わった後は、みんなで歩いて5分ほど先にあるOffice Green Houseにお邪魔させて頂き、見学もさせてもらいました。

見掛先生は、奈良市のご出身でありますが、もともと農業に携わっておられた訳ではなく、ずっと電子辞書などの製品を扱う一般企業の会社員だったそうです。

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しかし、火山が噴火したり、中国食肉問題で食の安全性に疑問を感じ、お金を持っているだけでは食べ物を手に入れることが出来ないのではないか?とふと不安に思い、たまたまオーガニックマーケットで知り合った田原ナチュラルファームさんをお手伝いしに行くようになったそうです。
そこで、現在の日本の農業のシステムの問題点を知り、農業をみんなでお手伝いする仕組みをつくろうと考えられたのがきっかけだったそうです。
田原ナチュラルファームさんを通じて構想を他の農家さんにお話ししたところ、賛同の声が集まり、2016年10月にボランティア団体としてスタートされました。
農業と聞くととてもハードルが高いイメージがありましたが、農業と全く縁の無かった先生がこのような団体を立ち上げられたと知り、活動がとても身近に感じました。
また、農業をする人がいなくなり、お金があっても買う食べ物がなくなる事態を想像するとこわくなり、農業を守っていくことの重要性を実感しました。

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畑ヘルパー倶楽部に参加している人数は、テレビや雑誌の報道のおかげもあり年々増え、現在は約150人(男52人、女68人)で、20代~70代と幅広い年齢の方が参加されているそうです。
グループLINEがあるそうで、普段はLINEスケジュールを使用して参加者を募っているということでした。
活動場所は奈良市東部の田原地区というところで、市内から車で30分ほどの所です。
基本は現地集合だそうですが、行くのが難しい方は近鉄奈良駅やJR奈良駅、王寺駅などに迎えに来て頂けるということで、車を持っていない私のような者でも参加しやすいのは有難いなと思いました。
活動日は基本火・木・土・日で、1日参加する場合の活動時間は10時~16時だそうですが、午前のみ・午後のみの参加も可能だそうです。
基本は、お手伝いしたい月のみ1,000円(ボランティア保険代含む)を支払うことで何回でも参加でき、1日手伝うと2,400円相当の自然農法のお野菜、お茶、お米がもらえるそうです!

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その他に、家族で参加する方に適したコースや、月々の会費が不要で野菜をお得に購入できるお買い物会員としての参加も可能ということでした。
また、野菜マルシェのスタッフやホームページの作製を手伝うスタッフも募集されているということで、お手伝いする形も様々あるんだなあ、と思いました。
初めは農業をやったことがない私でも作業できるのかな、と不安でしたが、お茶畑の草取りや干し柿づくり、リンゴ農家さんでのお手伝いの様子などを写真で見せて頂き、これなら自分にもできるかも、と思いました。
話を聞いていると、普段接する機会が少ない自然の中での作業は、気持ちのリフレッシュや新しい人との出会い、交流の機会にも繋がりそうでワクワクしました。

一通り話が終わった後は、竹西農園の方からお茶のお話がありました。

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竹西農園では1995年より無農薬有機栽培に切り替えて、農薬・除草剤を用いない栽培方法を続けておられます。
しかし、土壌の状態が良くなると雑草も多くなるようで、日々雑草との戦いだそうです。
そこで、畑ヘルパー倶楽部が草取りのお手伝いに行っているそうです。
試飲のお茶は、かぶせ茶を頂きました。

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お茶は淹れるお湯の温度によって味わいが変わるそうで、初めは60℃くらいの低めのお湯で飲んでみました。
低い温度で淹れると、カテキンという渋み・苦みの成分が浸出されにくく、テアニンという旨味・甘みの成分のみ浸出されやすいそうで、より甘みを感じられるやわらかいお茶になるそうです。
そして、2回目は80℃くらいの熱めのお湯で淹れてみました。
教えて頂いた通り味わいが全然違って驚きましたが、どちらも美味しく頂けました。

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最後に見学させて頂いたOffice Green Houseでは、人々の交流の場として、田原地区で採れた減農薬・有機栽培のお茶、野菜、お米を販売するグリーンマルシェの開催や、学校に行きづらい小中学生のための杉の子クラブといった活動の場所として利用されているそうで、建物は歴史を感じましたが、中はこたつがあったり、お風呂も完備されていて、宿泊も可能そうでした。
今後も参加の輪を広げて、活動を広めて行きたいということでした。

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本日は素晴らしい取り組みを紹介して頂きありがとうございました!
畑ヘルパー倶楽部は1年間を通して農業ボランティアの活動があるそうなので、私も早速参加してみたいなと思っています!