奈良ひとまち大学

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健康&美人の素「ハトムギ」

●レポーター:奈良市在住 流れ星 さん

8月22日、はとむぎ料理研究家の竹川先生の授業に参加しました。
美容・健康食品特集で多く紹介される「ハトムギ」を、“美味しくいただきたい!”“自分に合う取り入れ方を知りたい!” と、案内を見てすぐに申し込みました。
申し込みが多く抽選で外れてしまいましたが、直前にキャンセル繰り上げで参加できることになりました!
当日は楽しみ過ぎて受付時間前の到着でした。。。

健康美人の素「ハトムギ」

開講場所は「はとむぎの杜」の太陽食品株式会社の2F。
オフィスだと思いながら2Fの部屋に向かうと、壁一面に、瓶に入った“世界中のハトムギ”や“たくさんの珍しい漢方素材(標本)”が資料館のように並んでいました。

健康美人の素「ハトムギ」

1番乗りで1番前の席に陣取り、有機栽培で元気に育つハトムギ畑を窓から見渡せるお部屋で、美味しく淹れられたハトムギ茶をいただきながら、贅沢にハトムギ授業が始まりました。

健康美人の素「ハトムギ」_

授業の始まりは参加者の自己紹介と参加動機・ハトムギについて。
お子さんの「水イボ」対策や美肌・健康維持など、効果・効能を期待している、健康意識の高さを感じました。

はとむぎ料理研究家の竹川先生のもつ、管理栄養士・国際薬膳調理師・・・漢方や食に関わるたくさんの資格が物語るように、アメリカからアジア・インドまで様々な国で生活されて得た知識や経験を織り交ぜたお話は、楽しく興味深く、いつまでもお聞きしていたかったです。
FMラジオのパーソナリティを務められているそうで納得です。

お話の内容はハトムギの歴史から始まり、使われ方、ハトムギレシピなどがありました。
眼から鱗の、たくさんの情報量にメモが追いつかない勢いでした。

健康美人の素「ハトムギ」

漢方でハトムギのNo.1作用に、胃腸の働きを良くする健腸作用があるそうです。
・内臓・腸がキレイになると肌が変わる、胃腸が弱ると肌が荒れる、
・胃腸は“思う(不安など)”があらわれる。
・代謝、腎の働きを良くする。
※ハトムギ→ヨクイニン(漢方)

☆ハトムギ成分を利用した化粧水の効果は?
「塗って1割、食べて9割!何故なら身体は食べた物でできていますからね」
・・・納得☆☆☆
“塗って1割”の国産ハトムギ粒と日本酒で作るハトムギ化粧水の作り方を教えてくださいました。

☆ハトムギ茶は温・冷どちらの飲み方が良いですか?
一般的に冬→温、夏→冷。
自分の好きな飲み方、自分の体質に合った飲み方を。

健康美人の素「ハトムギ」

☆ハトムギの美味しい炊き方のコツ。
炊く前に「3時間」つけ置く。
事前にお鍋で炊いていたハトムギを少しいただきました。
もちもちプルプルでほんのり甘く美味しかったです。
「はとむぎの杜」には炊飯器用の国産ハトムギ粒もありました。

健康美人の素「ハトムギ」

どんな質問にも誰もが取り入れやすい方法の説明で、色々試してみたくなりました。
参考資料として提示されていた、竹川先生考案のレシピファイルは、様々な国の“調理”や“素材”の使い方が取り入れられていて、美しくセンスの良い内容でした。

1時間程の講義のあと、窓から見えるハトムギ畑を視察しに外へ。
上からではわからなかったのですが、大きくてびっくり。
実の重さで垂れていても背丈より高さがありました。
大きな丈にも関わらず収穫量は随分少なく感じました。

健康美人の素「ハトムギ」

ハトムギ畑は根元の畝も1列ずつ手間隙かけて丁寧に作られ、草引きも手作業、有機農法で堆肥も敷地内で作り、土地に合った美味しいハトムギの種類を年月をかけて選び出しているそうです。
また、硬い殻のハトムギは脱穀に3回もの手間隙をかけ厳しく選別するそう。
丁寧に袋につめられたハトムギはとても貴重で美しく、中国の美人の呼び方に「ハトムギ美人」という言葉があるのもわかる気がしました。

健康美人の素「ハトムギ」

授業に参加して、ハトムギの有用性、健康であることの大切さ、何より、安心できるハトムギを世界に提供する努力と愛情に感激した時間でした。
大阪から奈良に移り住んで1年ちょっとですが、ますます奈良愛が深まりました。
良い機会をありがとうございました。