奈良を染める。奈良が染まる。

●レポーター:奈良市在住 ブランカ さん

10月4日、日曜日。
えぼし SENSHOKU CREATOR いなむらみなこさんのワークショップに参加しました。
私自身、いなむらさんの作品をいくつか愛用しているので、とても楽しみにしていました。

工房は非公開との事で、近くの施設に集合した後、いよいよ工房へ。
私は、前半ワークショップのチームだったので、早速エプロンとゴム手袋を着けて作業開始です。
目の前に用意された道具たちを見て、すでにモゾモゾワクワクが止まらない私。

奈良を染める。奈良が染まる。

今回は、奈良ひとまち大学の10周年記念の旗を制作しました。
モチーフとなっている、緑と、青、黄色の3色を使い、各々自由に図柄を染色していきます。
この3色も、私たち一人一人少しずつ色合いが違います。

奈良を染める。奈良が染まる。

細いハケを垂直に持ち、のの字のの字・・・。

楽しすぎて、思った以上に早く終わってしまいました。
型をはずすと、くっきりとした正倉院の文様が表れました。
気持ちいい・・・。
洗ったり乾かしたりすると、色味が変化して鮮やかになるらしい。
完成した旗のお披露目が待ち遠しいです。

奈良を染める。奈良が染まる。

工房の2階のショップも、見ているだけで楽しく、1つ1つ少しずつ表情が違うものばかり。
ずっと愛用したくなる、そんな作品が並んでいました。

奈良を染める。奈良が染まる。

後半は、場所を移動していなむらさんご自身へのインタビューや質問、以前TV放送されたVTRを見ました。
デザイン考案から型彫り、そして染色、洗い作業(この時に違う水は、春日山から引いている井戸水を使うのだとか。なんだか美味しそう・・・)、そして縫製まですべて手作業。

奈良を染める。奈良が染まる。

いなむらさんご自身は、いつのまにかこうなっていた、と笑いながら仰っていました。
けれど、当然そう言えるまでに様々な事があったと思います。
生まれた作品を見たら、いなむらさんのお仕事への愛、「染める」事への愛、奈良への、歴史への愛が伝わりました。
本当に。
とてもキラキラした貴重な時間でした。

奈良を染める。奈良が染まる。

今回の授業で1番感じた事は、好きな事、やってみたい事を大切に。
そうすれば、自分の中でいろいろな形で色付いて、残っていくんだな、という事でした。
古代から現代に生き続ける、文様のように・・・。

数年前、奈良が好きで、都市部から引っ越して来た私。
またひとつ、奈良の「好き」が増えました。