奈良ひとまち大学

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ワインは日本史であり世界史であり美術であり哲学である

●レポーター:奈良市在住 アイムラッキーカンパニーmii さん

私はワインが好きなのに、ワインには嫌われているかのようにワインを飲んだら数々の失敗談を更新します。
この授業を受ける事が決まった時、思わずスマホに向かって歓声をあげ大喜びしていたのに、数日前の仲間内のパーティーでプレゼントされたスパークリングワインをほぼほぼ一人で飲んでしまい・・・また更新してしまいました。
同じくワイン好きの友人に自慢すらして、あんなに楽しみにしていた授業が少し恐ろしくも感じていました。
が、そんな自分勝手な憂鬱はAile du Vinの入り口に立った瞬間すっかり消えてなくなり、「わぁきれい」と呟く乙女の私がそこにいました。

ワインは日本史であり世界史であり美術であり哲学である

ワインバーAile du Vinのオーナー、奈良で一番初めにソムリエになられた神﨑庄一朗さんの授業「教えて、ワインのおはなし ~ソムリエが語るワインのしあわせ~」をレポートしようと思いましたが、先に奈良市在住のつねこ様が素晴らしいレポート「お昼の優雅なひととき」を書かれているので、是非そちらを熟読していただければと思います。
https://nhmu.jp/report/38607

スパークリングワインをいただきながら神﨑さんのお話を聞いていると、太陽の光に照らされてキラキラと輝くワイングラスと数々のワインは神﨑さんの戦友のように見えました。
時には恋人のようにも。

ワインは日本史であり世界史であり美術であり哲学である

ワイングラスの形はワインの魅力を引き立てる為にあり、またオードブルの一品一品にも同じくワインとの相性があり、赤ワインにはコチラを、白ワインにはコチラを、スパークリングにはコチラをと教えてくださいました。

ワインは日本史であり世界史であり美術であり哲学である

ワインの開け方のレクチャーでは、20数年自己流でやっていた事実が判明!
静かに澄まして神﨑さんの美しい所作に見惚れながら、同時に内心驚愕していました。

ワインは日本史であり世界史であり美術であり哲学である

そして、なるほどなるほどと参加者の皆さんと頷きながら白ワインを少し口にし、私は生まれて初めてワインを嗜んでいる気分になりました。
そう、嗜む事が欠けていたのだな、私は。
発見の連続でした。

ワインは日本史であり世界史であり美術であり哲学である

この授業でしか、神﨑さんからでしか聞けないお話がそれはそれは興味深く、それこそがこのレポートのタイトル「ワインは日本史であり世界史であり美術であり哲学である」。
「どういう事?」と思われた方は是非Aile du Vinに足を運んで、神﨑さんにこのタイトルをお題として投げかけていただけたらと思います。
時の天皇陛下と美智子妃殿下とのエピソードは胸が熱くなりました。

ワインは日本史であり世界史であり美術であり哲学である

Aile du Vinの非日常的な美しい空間で、ワイン好きな皆さんと、神﨑さんが選んでくださった美しいワインと美しいオードブルを味わい、ワインのお話を沢山聞かせていただき、「ワインを楽しんだ」記録更新ができました。
一度は奈良から出る事を真剣に考えた時があったとお話しされていましたが、神﨑さんが奈良にいてくださって本当に良かった!
素晴らしいひとときを企画・運営してくださった奈良ひとまち大学の皆さんにも乾杯!