奈良ひとまち大学

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音楽が開けてくれた心の扉

●レポーター:奈良市在住 発酵&発幸食文化のミステリーハンター さん

普段は二名公民館の自主サークルにてウクレレを気ままに奏でていまして、今回プロの演奏家さんたちのコンサートがコロナ禍を経て久々の開催と聴き、人生初めての「奈良ひとまち大学」の授業に参加しました。

約3年、大きなホールにたくさんの人が集まる風景を観ていなかったゆえに、教室に入ると若干緊張しました。
ところが、吉田ともえさんの伸びやかな歌声と迫力のあるピアノ伴奏に、開演してすぐに酔いしれて、春を呼ぶような温かな喜びに満たして貰えました。

音楽が開けてくれた心の扉

続けて、こちらも人生初めてのヤトガというモンゴルの民族楽器の音と、華やかな民族衣装を纏った中西史子さんの奏でる優しい雰囲気に、まるで大草原に身を置いているかのような、ひと時の旅気分を味わうことができました。

音楽が開けてくれた心の扉

そして、チャーミングな見た目を見事に裏切る鈴木智貴さんの情熱的なウクレレ演奏に衝撃を覚えました。
ウクレレと言えば、緩やかなハワイアンな音程が想像しやすいかと思いますが、小さな楽器でバンドのようなボリューム感のあるポップな演奏に、ひとつの楽器の可能性の奥深さや、それを活かす演奏家さんの素晴らしさに感無量でした。

音楽が開けてくれた心の扉

最後には、ほりいみほさんのテンポ良いインタビューでそれぞれの演奏家さんが「なぜ」その道を志したかを伺うことができました。
共通していた「好き」「挑戦してみる」といったキーワード。
私自身の私生活や家族を応援する立場での生き方に、とても豊かで素敵なヒントを学べたような気持ちになりました。

音楽が開けてくれた心の扉

いつしかマスクを介して、歌う晴れやかな気持ちを忘れ、続く冬の寒さで硬く閉じがちだった心の扉でしたが、音楽の愉しさや奈良出身の演奏家さんたちの情熱で、ふんわりとした春の訪れとともに開放された幸せな時間を過ごしました。

素晴らしい講師の皆さま、奈良ひとまち大学のスタッフの皆さま、貴重な機会をありがとうございました。