詳細
●レポーター:神戸市在住 たまき さん
以前より奈良に興味があり、美味しいものが食べられるという不純な動機から、
今回の授業に参加しました(笑)
今回は、一丁焼きのたい焼きを販売する「こたろう」さんにて、
店主の井上さんにお話をお聞きしました。
まず初めに、「食べてもらえれば分かる」と、たい焼きをいただきました。
焼き型を顔に近づけて何かを確認されるご主人。
何でも、頬の部分が一番熱を感じるとのことで、型の適正温度を計っているそうです。
その後、生地と自家製の餡をいれ、焼き上げていきます。
途中、超高速で型をひっくり返します。
これには、両面をまんべんなく焼くという目的がひとつ。
そしてもうひとつは・・・
かっこいいから!と。
見られれば見られるほど高速になるそうです。
ちなみにこんなに回転させるのはおそらくご主人のみだろうとのことです。
圧力をかけている輪っかをはずして、少し焼けば、
「こたろう」さんだけのたい焼きが完成です!
パリパリの生地にたっぷりの自家製餡。
今まで食べていたたい焼きが比べ物にならないくらい美味しいものでした!
参加者からは思わず笑顔がこぼれていました。
ライター時代、キャンピングカーで仕事をされている時に始めたたい焼き屋さん。
教えてもらうのが苦手というご主人は、
独学でたい焼き作りを勉強されたそうです。
最初は近くに民宿の子どもたちに食べてもらい、
意見をもらっていましたとお話していただきました。
こういったご主人オリジナルの焼き方・材料・味が、
「こたろう」さんだけのたい焼き作り上げています。
ご主人の夢は、昔のような炭で焼いた一丁焼きのたい焼きを作ること。
炭の種類によって火加減が変わるので、とても難しいようです。
しかし「たい焼きは炭や」と言われるくらい、美味しく焼き上がるそうです。
いつか炭焼きのたい焼きが食べれるようになるまで、
足を運び続けようと思います。
※おまけ
ひとりずつ、オリジナルたい焼きを焼かせていただきました!