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茶の湯の世界は奥が深~い!
●レポーター:奈良市在住 親善大使 さん
平野宗重先生はコテコテの江戸っ子で、奈良に来られたのがちょうど授業の日という記念日の開催でした。
点茶を自ら体験できるとあって参加させていただきましたが、先生のお話を伺い、奥深い茶の湯の世界に触れることができました。
お茶の始まりがなぜ奈良なのかはっきりとは分かっていないが、奈良時代には奈良に全ての知識・文化が集まっていた、文化が集約したところにあったからお茶の世界もひろがっていった。
お茶の原産は中国。中国から日本にやってきた。今では中国には抹茶は無くなり、日本にしか残っていない。
お茶の世界というとやはり格式高いイメージがあるが、今の茶道になったのは明治維新以降であり、昔は「茶の湯」「お茶」と言われ親しまれていた。
本来は人と人をつなぐ、仲間づくりのツールとしてお茶があった。
お茶席でもいろいろな作法はあるが、「和合」「感謝」「敬い」が真髄であり、その心があれば作法にもつながる。
「お茶と言えば京都」ではなく、これからは「お茶=奈良」と言われる時代が来ることを望んでいると、先生はお話されていました。
体験では自らお茶を点てたのですが、実際はかなりの力仕事でした・・・。
きれいに泡が立たないと美味しいお茶にならないことも体験しました。
お手製のおはぎとともに味わえて、楽しかったです。
貴重な体験をありがとうございました。