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●レポーター:奈良市在住 ぷる さん
お芝居といえば、子どもの頃に「ガ○スの仮面」を読んで得た知識くらいしかない私ですが、ひとまち大学のホームページで授業案内を見て、自分にもできるのならばぜひやってみたいと思い、参加申込をしました。
とはいえ、当日になってから「私みたいな人が参加して場違いだったらどうしよう・・・」とにわかに不安になったのですが、岩名先生の「フツーの人が参加しても楽しめる、草野球ならぬ草芝居をしたい」というお話に、ほっとしました。
お芝居のワークショップと言っても、堅苦しいところは全くなくて、まるでみんなで楽しいゲームをしているようでした。
最初に、「名前で鬼ごっこ」というゲームをしました。
これは、普通の鬼ごっこと違い、鬼に捕まりそうになった人が他の参加者の名前を叫ぶと、名前を呼ばれた人に鬼が交代してしまうという、スリリングなゲームです。
おそらく今回の授業の参加者は、ほとんどが初めて会った者同士だったと思うのですが、このゲームのおかげですぐにお互いの名前を覚えて、打ち解けることができました。
だんだんと課題の難易度が上がっていき、身振りで重いものや熱いものを表現したり、椅子を何か別の物に見立てて一発芸(?)をしたり、4人1組で映画のポスターを表現したりしました。
これらの課題は、事前に考える時間がほとんどなく、与えられたテーマを瞬時にこなさないといけないので、なかなか難しかったです。
瞬発力やひらめき、アドリブ力等が必要だと思いました。
そして、他の参加者の方を見ていると、それぞれの表現に個性があり、「なるほどこんなやり方があったのかー」と色々な発見がありました。
夢中になってテーマに取り組むうちに、普段は恥ずかしくてなかなかできないようなこと、例えば、飛んだりはねたり、笑いをとったりといったことが、だんだん楽しくなってきました。
きっと実際の舞台でお芝居をされる方も、同じように気持ちがいいんだろうなあと思いました。
他にも、ここに書ききれないくらいたくさんの課題やゲームを行い、あっという間の3時間でした。
今回の授業では、たくさん体を動かしただけでなく、頭の方もたくさん使い、心地よい疲労感がありました。
自分を表現することの楽しさのようなものが、少しだけ分かったような気がします。
またこのようなワークショップがあればぜひ参加してみたいと思います。