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●レポーター:奈良市在住 千笹さん
奈良ひとまち大学 生涯学習フェスタ2015特別授業「わたしと、奈良と、仏像と。 ~奈良を愛する、いくつかの理由~」に参加しました。
はなさん、奈良博の岩井先生の組み合わせで、奈良・仏像の話を聴けると楽しみにしていました。
進行は、NHKでお馴染み荒木アナウンサー。
はなさんは雑誌テレビで拝見する姿そのままで、ほんわかオーラに包まれていました。
奈良で出会った仏像の話では、まだ興福寺の阿修羅がガラスケースに並んでいた頃の話が出てきて、少し懐かしく時代の移り変わりを感じました。
はなさんが仏像の本づくりのため、取材を行った際の実際のメモも紹介されました。
中身は英語と日本語が入り混じり、その時の仏像との出会いが書き留められていました。
今見返すと、その時のことをとてもよく思い出すと話されていました。
はなさんが話されるたび、溢れる仏像愛がつぶさに伝わってきて、わかる!わかる!と何度も共感してしまいました。
なかでも興福寺の仏頭の話は印象に残りました。
はなさんは興福寺の仏頭とはなかなか心が通わず、仏頭展に通い3度目でようやく目が合ったそうです。
また授業後にも会いに行きたいと話されていました。
一度目の出会いで諦めてしまうのは勿体ない!と繰り返し話されており、仏像に実際に会う楽しみを感じることができました。
岩井先生はわかりやすく、展示を企画する際のこと(仏像展はとてもお金がかかる!)や各時代の仏像の特徴を解説してくださいました。
小中学生には各時代の仏像を嵐の各メンバーにあてはめて考えてもらうと受けるんですと話されており、どう身近に感じてもらうか、興味を持ってもらうかという苦労が窺えました。
寺社とは違う、博物館で仏像と出会う良さも多くありますよね。
荒木アナは関西に来てとても信仰を身近に感じると話されていました。
また今朝、春日大社からテレビリポートがあり、その中で「世界遺産春日大社から~」と紹介する際に改めて世界遺産の中にいるということを意識し、とても贅沢な空間にいるということを思ったと話されていました。
3人とも奈良出身ではないからこその視点や感想を持たれており、そのことがとても新鮮でした。
奈良に住んでいて、身近にあるからこそ、気付いていないことが沢山あるということを改めて認識しました。
仏像はもちろん、もっと奈良を好きになりたい!と強く感じる授業になりました。