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●レポーター:平群町在住 ドリーさん
7月29日に行われた授業「日本で唯一の『純正』奈良漬って?」に参加してきました。
私はこれまで奈良漬を数回しか食べたことがありませんが、どれも苦手で食べられませんでした。
しかし、せっかく奈良県民なのだから・・・と思い応募したら、高い倍率のなか運よく当選。
当日は中部公民館に集合し、今西本店代表取締役の今西さんの紹介がありました。
その後、早速近くのお店に移動し、奈良漬についての短い説明がありました。
お店には商品のディスプレイがあり、並べられている奈良漬は真っ黒。
なんと巷で一般的に売られているものや、私が過去に食べた赤茶色の奈良漬は、漬け期間が短く、甘味料などの入った「非純正奈良漬」であることが判明。
今西さんは、この「非純正奈良漬」との違いを赤裸々に説明され、これに対しお店の「純正」奈良漬は、野菜と酒粕のみを使って手間とコストをかけて作り、ここでしか買えないことを熱く語られました。
そして裏の工場に移動し、実際に樽に漬けられている瓜やキュウリなどを掘り出して見せていただきました。
野菜の水分と塩分を徐々に抜くために、数ヵ月ごとに何度も漬けかえをするということでした。
1つの樽の重さは約80kgあり、その樽1つ漬けかえるのに、ベテランでも1時間はかかるそうです。
そしてその隣には、樽たちが、はるか上のほうまでたくさん(数百くらい?)並んで保管してあり、今では機械で樽を出し入れできるようになっていました。
その後、再びお店に戻り、奈良漬のルーツや今西本店の歴史の説明があり、最後に試食をさせていただきました。
参加者は代わる代わるキュウリやスイカを試食し、
「全然違う!」
「チーズやワインに合う!」
「お酒にも合う!!」
と感想。
そして私も真っ黒なキュウリを恐る恐る口の中へ。
「あ、これなら食べられる。」
やはり伝統ある良いものは守り続けていきたいなあと思いました。