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●レポーター:奈良市在住 ペンネ さん
11月25日いつか森になるカフェで蝶々のお話しを伺いました。
1階は奥様がされているカフェですが、名前の通り森を目指す旦那さん(先生)のラボを兼ねて、あまり有名でない植物を育てています。
たまに蝶々も放しているそうです。
生き物好きの少年だった先生は途中スポーツ少年になるも大学は生物を勉強するために北海道へ・・・しかし、やりたい事(フィールドワーク)とは違いラボに篭って研究ばかりの生活が嫌になり帰郷。
生物に関する仕事は少ないので、教職免許取得中に環境コンサルタントという仕事を紹介してもらい、13年間環境コンサルタント(虫に所属)で勤めるも、役に立っているのかわからない。
生物の減少を止める事が出来ない。
誰も喜ばせてないのかと入社5年目以降考えていました。
奥様がカフェを開きたいとの事でカフェを始めます。
奥様と有機野菜の農業を見に行き、農業を勧められるが自分には不向きだと思い考えて、13年間の経験で人より生物に詳しい、減少を止めたい、人を喜ばせたい、地球の課題は生物多様性の減少と考えて行動に移します。
生物は衣食住の食と住だけで生きられるので、生き物が人と上手く共生出来るように人と自然を繋ぐために植物を増やす。
それも、人気がある植物や生き物はみんなが育てるが、人気のない植物や生き物は誰も育てないので、人気のない植物を育てていく。
先生が生き物と自然を感じてもらうために開発したのがアサギマダラの飼育キット。
人気で生産が追いついてない程だそうです。
メキシコに集まるモナークという蝶々は有名だが、アジアのアサギマダラは有名でない。
もっとアサギマダラを知って欲しい。
アサギマダラは2,400kmを飛び、数百kmは海上を飛ぶ。
恐らく3日で西日本から沖縄へ行く事が出来る。
風に乗ってグライダーのように飛ぶ姿もかっこいい、そんなところにもロマンを感じる。
アサギマダラは鱗粉が落ちないし、蛹になると凄く綺麗な装飾のようになる。
完全幼虫のときはイタリアのデザインの様で芸術性があるし、是非一度は飼育して肌で感じて欲しい。
そう話していた時は虫が好きな少年のようでした。
生き物と共に生きて行く社会はとても大切な事だと今回の授業で学ぶことができました。