奈良ひとまち大学

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「やってみよう」から始まった、靴作りと日本酒のお店

●レポーター:奈良市在住 はっか さん

桜も散ったというのに肌寒い朝、少々凍えながら「chuin」さんへ。
今回は友達と一緒に奈良ひとまち大学さんの授業に参加させて頂きました。

「やってみよう」から始まった、靴作りと日本酒のお店_1

お店に入ると、まずはじめに「お猪口を選んで下さい」とのこと。
カウンターを見れば山と積まれたお猪口の数々!
ガラス・陶器・金物・・・目移りするほどの種類がありました。
開店の際に、お花の代わりにお猪口を贈って頂いて揃えたそうです。

「やってみよう」から始まった、靴作りと日本酒のお店_2

先生からは靴作りと日本酒に出会ったきっかけ、それまで学んできた事とは無縁だったそれらを仕事にするに至った経緯、現在どのようにして2つのお仕事をしているか等をお話し頂きました。
「新しいことを始めることは怖くないですか?」との質問には、「やってみた後のことは、やってみる前の自分にわかるはずがない。だからやってみよう。駄目だったらやめて、前の状態に戻るだけ」とのご回答でした。
その前向きな考え方は、とても素敵で強いなとびっくりしました。
「やりたいからやってみる。」
そんな風にして始まった日本酒のお店がお猪口一杯から注文出来るのは、実はお酒に弱いけど色々なお酒を飲んでみたい先生の思いからだそうです。

「やってみよう」から始まった、靴作りと日本酒のお店_3

そしてお話を伺う間に次々と、お猪口にお酒が・・・。
全部で5種類のお酒を頂きました。
スパークリング、フルーティーな甘味たっぷりなお酒などなど、奈良では普段あまり目にしないお酒を選ぶというお言葉どおり、他府県から集められた珍しいお酒がとてもおいしかったです!
また、お店の冷蔵庫には、先生の奥さまお手製の「今お店で提供している日本酒の味の早見表」があり、日本酒にあまり詳しくない私にも味が想像しやすい、わかりやすいグラフ形式でした。

「やってみよう」から始まった、靴作りと日本酒のお店_4

しかしお猪口5杯の日本酒を飲んだにも関わらず、みなさん顔色にも足取りにも変化が見られません・・・。
この日の参加者は日本酒好きな皆様ばかりでした(笑)。

お仕事や日本酒にまつわるお話や質問が飛び交っていましたが、気付くと終了の時間がやってきていました。
様々なお話をお聞きすることが出来てとても面白かったですが、なかでも日本酒の転売のお話は怖かったです。
美味しいものは出会いを大切に、純粋に楽しみたいなと感じました。
転売、ダメ、絶対。

「やってみよう」から始まった、靴作りと日本酒のお店_5

仕入れた一瓶がなくなったら違う種類のお酒を仕入れてお店に出されるそうなので、また伺って違う日本酒を飲んでみたいと思っています!
先生とも学生のみなさんとも距離の近い少し小さめのお店での、奈良ひとまち大学初のスタンディング授業。
とても面白く楽しくおいしかったです。
ありがとうございました!