詳細
●レポーター:奈良市在住 ペコちゃん さん
餅飯殿センター街にひっそり佇む、バーマンズチョコレート。
ショコラティエの川口さんのお話をお聞きしました。
幼い頃より料理が大好きで、4歳の頃には台所で料理を作り、当時使っていたウルトラマンのイラスト入りのエプロンを見せて下さりました。
料理歴50年の証しだそうです。
日本料理を学びお店を開き、次は洋酒のお店でバーテンダー、そして居酒屋、レストランバーと多彩な経歴を経てチョコレート作りにたどり着き、2008年にチョコレート専門店を開業されました。
いよいよ利き酒ならず利きチョコです。
9種類の商品の中から選んで下さった3種類の生チョコレート。
グラッパ、カルヴァドス、コニャック、それぞれの風味が予想以上に口の中いっぱいに広がり驚きです。
普段は口にしない外国のお酒とチョコレートを同時に味わえる贅沢さが、バーマン(バーテンダー)ならではの特徴なんだと納得しました。
次は、今春より焼き菓子作りにチャレンジされ、試行錯誤の末に最近完成したばかりのチョコレートケーキです。
焼き上げ後のケーキに、ラム酒の名品「トロワ・リビエール12年」を7日~10日間なじませると、芳醇な香りと味が際立つとのことです。
今のトレンドの「ねっとり感」の中に「ふんわり感」を残したのが川口さんのこだわりです。
チョコレートケーキと一緒に、丁寧に淹れられた紅茶(ダージリン)をご馳走になりました。
チョコレートケーキをいただく時には紅茶が絶対不可欠だと再認識です。
ブランドとトレンドに流されずに、自分が美味しいと感じる味を「創っていく」と力強く語られる川口さんの言葉が印象的でした。
チョコレート・洋酒・紅茶を味わえ、至福のひと時を過ごすことができて、川口さん、そして奈良ひとまち大学のスタッフ、皆様に感謝です。