詳細
●レポーター:奈良市在住 デラックスじゃないマツコ さん
今回私が参加させていただいたのは、奈良市の餅飯殿センター街で奈良茶飯を販売している「おむすび番旬」さんです。
茶飯ってどんな味がするんだろう・・・?
県外出身の私はまだ食べたことがなく、ワクワクしながら参加しました。
奈良茶飯(ならちゃめし)は、米をほうじ茶(または煎茶)と大豆(や小豆、栗)で炊き込んだ、
奈良県で古くから伝わる郷土料理です。
東大寺などの僧侶の食事として誕生し、江戸時代には庶民のファーストフードとして愛された栄養食だったといわれています。
現在は座敷に座ってお膳で食べる形が多く、なかなか一般の方には広がりにくくなっています。
そこで「おむすびにして、手軽に奈良の文化を楽しんでもらえたら」と、前川さんが2年3ヶ月前にオープンされたのがこちらのお店です。

開店前の朝早い時間の実施にも関わらず、オーナーの前川さんは気さくに質問に答えてくださいました。
奈良を訪れた海外観光客の方からヴィーガン食として好まれることや、
「マツコの知らない世界」に出演されたときのお話、飲食店を営む楽しさ・大変さ、
人気のおむすびの具材ベスト3、具の組み合わせやご飯を炊くときのコツなど、活発に質疑応答が交わされました。
特に、「僕は日本の文化が好き。この魅力的はこれからもまだまだ広まると思う」という前川さんの熱い想いにはジーンときました。

お店の入り口には気軽に立ち寄ってもらえるよう、敢えてドアがありません。
外気の寒い日でしたが、入り口すぐ上に取り付けられたエアコンがエアーカーテンの役割を果たし、不思議と寒くありませんでした。
温度管理に充分配慮した上で、奈良の食べ物を楽しんでもらいたい工夫がされていました。
質疑も後半になりお店のオープン時間が近づくにつれ、お店にはできたてのおむすびが並べられていきます。
私たちのもとにもほうじ茶の香ばしい良い香りがしてきました。
棚に整列した三角のおむすびは可愛らしくてフォトジュニックで、とても美味しそうです!

できたてのおにぎりを、贅沢にも試食させていただくことに。
いただいたのは、人気の茶飯の中でもいちばんシンプルな「奈良茶飯(塩)」です。
別添えのパリパリの海苔を巻いて、いざ実食!

「『フワッと』と『ギュギュっと』のちょうど良い握り加減を目指している」というおむすびは、
柔らかいお米と大豆のホロっとした食感が面白いです。
ふんわりほうじ茶のお味がして、店主さんがされていたフランスパンの例えに納得!
他のおかずの味を引き立てる素朴さは、出汁が入っていないとは思えないほど味わい深く、
初対面のお隣の方と顔を合わせてニコニコしながらいただきました。
美味しいものは心をほぐしてくれますね。
奈良漬が食べたくなっちゃったなーと思ってると、店主さんのご好意で奈良漬もお味見することに。
これは美味しい・・・!
奈良漬が入っているおむすびも大人気というのも頷けます。
ついもう一つおむすびが欲しくなり、終了後自宅用にも購入しました。

ときどきお店を手伝われているお母さまにもお話しをお聞きすることができました。
学生時代、野球をしていた前川さんのおやつに、よくおむすびを作っていたそう。
前川さんのお話のなかで、
「握り方や具材など色々試しているけれど、ご家庭でお母さんが作ってくれたおむすびには敵わない」と仰っていたのを思い出し、
子供時代にお店のルーツがあるんだなぁと心が温かくなりました。
茶飯の味も文化も堪能して、お腹も心も満たされた1日でした。
