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●レポーター:奈良市在勤 ようへい さん
奈良ひとまち大学の授業、いつか参加してみたいなぁ・・・と、ぼんやりホームページを眺めていたところ、気になるタイトルを発見しました。
「~若者だって社寺が好き♥~」って・・・、ホンマかいな!と心のなかで突っ込みを入れつつ、詳しく見てみると、学生が大安寺で社寺の魅力を伝えるようで。
私も奈良に住みながら意外と社寺をじっくり巡ったこともほとんどなく、しかも「同世代が社寺についてアツく頑張っている」なんて、これは奈良で22年間育った身としてはビックリ!これは行かねばならんと、はるばる大安寺まで足を運んでみました。
梅雨も明け、いよいよ夏到来!といった青空まんてんのお天気のなか、大安寺に到着。
実は、初めて訪れました。
交差点とか、地名ではなじみがあったのですが、実際に足を運んでみると、大安寺だけが街から存在しないような、とても静かなところで。
一歩足を踏み入れると、しんと、自然の音だけが耳に入る場所でした。
受付を済ませ、会場となった小子坊へ。
住職のお話から、南都古社寺研鑽会さんの活動報告。
・・・!
ところどころ、仏教や社寺には明るくないのでやはりわからないところが多いのですが、スライドからとても楽しそうな南都古社寺研鑽会さんの活動が伝わってきました。
そしていただいた資料プリントも、とても手が込んでいて、僕のような人間にも、わかりやすい!
昨年できたばかりの団体らしいのですが、多くの学生がともに学び、発信していて。
代表の清水さんももともと仏像好きだったとかではなく、いろいろな御縁が、このような場と言うか、環境に結び付いているようで。
「静かにたたずんでいる大安寺のような寺が好き。日常がわずらわしいなかで、落ち着ける場」との大安寺への想いを語っていただけました。
そして、実際に大安寺の境内をグループに分かれ歩いてまわりました。
いやー、こういう風に、ゆっくり、案内してもらいながらお寺をまわると、意外と新しい気づきや学びがあり、本当におもしろいですね。
普段ではぱっと通りすぎてしまうようなものでも、きちんと説明していただけたら(しかも同じ学生なのでとてもわかりやすい!)、ふむふむと、話と場に引き込まれていきます。
奈良にずっと住んでいると、なんだか当たり前の古社寺ではありますが、こうして「若者目線」で、そしてゆっくり、たたずんでみるのも良いですね。
新たな奈良の魅力、もともとある魅力の再発見ができた土曜日でした!