今日、ひとまち大学「奈良をサッカーで楽しい街に!」の授業を受けました。
教室は、奈良県立大学の体育館と伺ったのですが・・・まったくわからず「どこ?」状態でした。
とにかく移動して奈良県立大学らしき場所に向かうと、ひとまち大学の“のぼり”を発見しました!!

さらに、不安ながら大学の門をくぐると・・・左手に、「あ、体育館。」良かったです。
さて、体育館で動きやすい服装に着替えました。
うほっ・・・寒い。
授業が始まりました!奈良クラブの人が勢ぞろいです。
う~ん。矢部さんイイ男ですね~。

メンバー紹介と参加者の自己紹介の後、奈良クラブさんの歴史や目標を教えていただきました。
なんでも奈良クラブさんは最初お金がなくって、トレーニングは夜に神社の境内の階段の昇り降りなどをしていたらしく、近所で「怪しい集団」と言われていたとかいなかったとか・・・。

それでも、サッカーでトップリーグに入り、それを通じて地域を活性化して、さらにスポーツ文化の交流を図るために奈良に専用のサッカースタジアムを創る!という理念のもとに活動をされているとのこと。
「奈良をサッカーで楽しい街に!」の意味が伝わってきた感じがしました。
奈良クラブに参加している少年たちも来ていたのですが、礼儀が正しいのには驚きました。
サッカーというのは、1人ではできないスポーツ。
つまりチームワークやコミュニケーションが必要だから、礼儀を大事にしているとのことです。
・・・また、少年たちがカッコイイんですね!!

少年の1人が「外国の有名なチームに入るのが夢だ」と話したら、矢部さんが「奈良クラブがそのチームより強くなったら入れてやらないからね」と笑いながら語っていたことが印象に残りました。
どこか強いチームに入るのではなく、自分のチームを強くするという目的があるのだなぁと感じました。
熱い話が終わり、サッカー体験をすることになりました。
それが、少しの準備運動と体を動かすだけで・・・筋肉痛とともに汗が・・・。
まさか、これは冷や汗か?
運動不足を痛感しました。

準備運動の後、2チームに分かれてサッカーを行いました。
う~ん奈良クラブの選手のみなさん上手いですね!
奈良クラブの少年が上手い。
加えて、参加者の方もかなりの経験者!
私、ついていけませ~ん(涙)。
体は動かないのですが、心は動きました!
自分のチームの点数が入ったときに、思わず手を叩いて大声出して喜んでしまいました!
最近、そんなコトなかったです。いいですね。

それにしても、久々に運動をしました。
寒さも吹っ飛んでシャツは汗だくです。
これは冷や汗ではないですよ!
あっというまに時間が過ぎて授業は終わってしまいました。
最後に、みんなで写真を撮りました。
いい思い出になりました。

奈良クラブのみなさん・ひとまち大学のみなさん。
ありがとうございました。
まずはじめに、5分間の瞑想と読経。

「奈良ひとまち大学」初参加の私は、もっと、いかにも「講義」らしいものを勝手に想像していました。
今回はその想定が、良い意味で裏切られました。
雨の日のお堂の中で、ろうそくの火を見つめながら、住職さんのお話を聴く。
まち全体をキャンパスにした大学って、こういうことか、と実感させられました。

授業は、ところどころに笑いのおこる、なごやかなものでした。
特に印象に残ったものとして、「仏様は形がなくて、永遠不滅のもの」というお話がありました。
そして、「心って、身体のどこにあるんでしょうね?」とも。
「心は、形のない、生きている本人にとってはなくなる瞬間のないもの。仏様と同じ。」
「そのことを知っていたら、他人も自分も、傷つけることはできないんです。」
このお話を聴いたときに、なぜだかとてもじーんときました。

もちろん仏教関連の話ばかりではなく、お寺の由来や住職さんの経験談など、初心者にも聴きやすい内容でした。
また機会があれば参加したいと思います。どうもありがとうございました。
「あれ?こんな場所にこんな施設あったかな?」と、受講する前にふと思った。
コーナン三条大路店へ行く途中の細い裏道沿いに、それはあった。
「まなび処 結」。この教室でどんな話が聴けるのか・・・。

まずは自己紹介から。
先生は、ヒューマンヘリテージ株式会社 代表取締役 山本善徳さん。
介護タクシーを利用した旅行・観光サポート事業を営んでおられる他、今回の教室である高齢者向けカルチャーセンター「まなび処 結」の運営もされている。

次に事業内容の説明があった。
まず初めに手掛けられたのは、介護タクシーを使っての旅行サービス業。
この旅行は、介護する家族の方ではなく、ケアを必要とされる方を中心に考えられたものである。
どのような旅にしたいか、何を大切にしたいかを事前に聞き、それに応じたプランを設計してくれる。
あるケースでは、介護施設に入所中の妻との思い出の地を訪れたいとのご主人からの依頼で、他の家族の反対を押し切り白浜温泉への旅へ。そこで撮影された二人の笑顔が本当に素敵であり、この旅が満足だったということを物語っていた。
また他には、孫の結婚式への参列にこのサービスを使用された例や、ホスピスに入院中の父親へ贈る、息子家族からの最期の旅のプレゼントの話もあった。
介護を受ける側からすると、旅行は行きたいが家族に迷惑がかかるから、何かトラブルがあるのではないかと、自信をなくされる方が多いようだ。
しかし、限られたなかから行くことができる場所を見つけるのではなく、自分の行きたい場所へ連れていってくれるこのサービスは、まだまだ将来の生きがいを見つけることができる良いきっかけになってくれるだろう。

続いて、「まなび処 結」の紹介。
簡単に言うと、ここは文化サロンのような場所。
ただし、65歳以上の高齢者、もしくは要支援・要介護の方に限られている。
この事業は「平成23年度公募提案型奈良まほろばふるさと雇用再生特別対策事業」として採用され、介護保険制度を使わない新しい試みとして立ち上げられた。
高齢者の居場所づくり・仲間づくり・生きがいづくりをサポートし、いつくになっても地域で生き生きと暮らしていくことのできる社会をめざされている。
月曜日から土曜日までユニークな講座が開かれており、その内のいくつかをここで紹介したい。
○スポーツ吹矢
腹式呼吸法を積極的に用いる健康法と日本古来の吹き矢を融合させ、スポーツ性をもたせた競技。全身で呼吸を整えながら、的をめがけて一気に矢を放つ。1セット5本×6セット、計30本を吹くとなると、結構体力もつかうという。(先生による実演もあり)

○健康マージャン
「吸わない」「飲まない」「かけない」をモットーに、初心者からベテランまで楽しめる講座。脳のトレーニングにもなり、対戦相手とのコミュニケーションも図ることができる。
○その他、コーラス・ペーパークラフト・書道等。
そして山本さんは、今後の活動でやってみたいと考えていることを話してくれた。
これがユニークな発想で、ぜひ実現させてもらいたい。
それは、スナック形式の介護デイサービスセンターをつくりたいというのだ。
店名はもう決まっている。「スナック・パリ」。
営業時間は15:00~20:00(デイと呼ぶには遅い時間かもしれないが・・・)。
ジャズが流れる、少し高級感の漂う内装。
そこへ、お洒落をしたオジサマたちが通ってこられるというプラン内容。
オールバリアフリーにするのではなく少し階段を設け、頑張って登りきったその先には、楽しい時間が待っている・・・。
これは、男性の心理をうまく得ているのではないだろうか。
それと、現在の介護施設は安心・安全を考えすぎるため、無理をしたリハビリは行っていないらしい。逆にそれが、自分でできることでも人に任せっきりになり、頑張る気を萎えさすのではないだろうか。
私の父も介護を要するので、入所していた時のやりとりには思い当たることがあった。それゆえこの話を聞いた時、店が実現した暁には父も必死でこの階段を上がるであろう姿を想像してしまった。

他にも、現在、地域活動として奈良のホテルに宿泊される障がいをもった方へのケアスタッフスポット派遣や、バリアフリー改修をすすめるセミナーも開かれており、将来は高齢者・障がいのある方への専門サービスがたっぷり付いたホテルをつくりたいそうだ。
今回いろいろな話を伺うことができ、介護についての新しい可能性を見出すことができた。
魅力を感じたのは、「自分だったらこういう介護を受けたい」「こうやれば楽しく生活が送れるのではないか」「人それぞれの介護プランがあっていいのではないか」と、介護を受ける側の人に立った考えに基づいての活動だったからだ。「おもてなし」の精神である。
この「おもてなし」を考えることができる介護サービスがこれから増えることで、超高齢社会の不安のなかにも明るい光がみえるのではないか。
そう信じたい。

3月10日(土)生涯学習フェスタ2012【特別授業】奈良で出会った「笑顔」と「絆」の授業中に告知した、
大抜卓人さん&堀江純一郎さんの「サイン入り色紙」のプレゼントの当選者を発表します!
たくさんのご応募ありがとうございました!
厳選な抽選の結果、以下の方が当選されました。
奈良市 真鍋さん
八尾市 岩崎さん
奈良市 奥田さん
三郷町 一谷さん
生駒市 安藤さん
ご当選おめでとうございます!
プレゼントが届くまでしばらくお待ちくださいね。

京都が好きで関西に移住し約5年、奈良のお寺さんにも行く機会を増やそうとのんびり計画を温めていたところ、知人より奈良ひとまち大学・生涯学習フェスタ2012での特別授業の案内をもらい、参加させていただくこととなりました。
特別授業の先生は2人。
おひとりは、RISTORANTE i-lungaの堀江純一郎シェフ。東大寺門前に開いたレストランでミシュランの星を獲得された方です。カフェも経営されています。

東京のレストランが成功していたにも関わらず東大寺前にお店を構えたというエピソードを聞いて、奈良に住んでいたことのある方なのかと勝手に思っていましたが、そうではないことを知りました。
堀江シェフがその場所を選んだ理由は「誰でも迷わずたどり着けるから」。
ヨーロッパにおけるミシュランの伝統の重み、美味しい料理を求めて遠方まで出掛ける食通の方々のお話が非常に興味深く、また海外の方が堀江シェフの料理を求め、レストランに行くためにお洒落をして東大寺をめざしているところを想像し、楽しい気分になりました。
この素敵な習慣をまねしてみたい気持ちに駆られました。
もうひとりの先生は、FM802のDJを担当する大抜卓人さん。

授業は大抜さんから堀江シェフへのインタビュー形式で進んでいましたが、奈良のお話を中心に、いろいろなエピソードを交えながら楽しく対談を進められていて、さすが!と思いました。
多彩なお話のなかで、Franklin Pieace University在学中、お住まいの町で「黄色人種が来た」と珍しがられたお話には驚きました。
日本人では人種差別を感じることは少ないですし、日本人はもはや世界中のどこにでもいるような気持ちになっていましたが、誤った認識であったと知り、世界をもっと知りたくなりました。
そして、世界を股にかけてご活躍されているおふたりは、「奈良にはもっともっと世界の人に知られていい魅力がある」とおっしゃいました。

古くからの歴史をもち、ゆったりとした時間が流れていて、空が広い街。そのとおりだと思います。
奈良は、京都と比べて空が格段に広いです。
私も、奈良のことをもっと知って肌で感じてみたいと思いました。
気候がよくなったら奈良公園で空を眺めて、鹿に鹿せんべいをあげ、お腹がすいたら堀江シェフのカフェにいってのんびりコーヒーを飲む。ゆったりとした時間が流れる。想像しただけで幸せです。