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●レポーター:奈良市在住 Kei さん
消防ホースからバッグを作るというのは以前テレビで見たことがあり、その存在は知っていて、興味も持っていました。
授業に参加できることになり、作り手の方のお話が伺えると楽しみに参加しました。
授業は2018年7月22日(日) 13:30~15:30、奈良市立三笠公民館の一室で、プロジェクターを正面に椅子が半円に並べられ、参加者の自己紹介から始まりました。
受講が少人数だったこともあり、全員の顔が見えて良いなと思いました。
授業の形は、PATINA JAPAN代表 小島忠将さんと奈良ひとまち大学スタッフの方の会話形式で進められました。
小島先生の第一印象は「思ったより若い」でした。
私は消防ホースを実際に縫ってる職人さんなのかと思っていたのですが、お話を聞いていくと、「消防ホースがバッグになった!」の企画者だと分かりました。
いろんな仕事の経験をする中で廃棄される消防ホースがもったいないと思い、バックパッカーで世界を旅されて捨てられる物を作り替えて使う知恵を見て、そしてご自身の性格「考えるよりやってみる」で実現したそうです。
アップサイクル(再利用ではなく元の製品より価値の高いものを生み出すこと)という言葉を当たり前にしたいと話されていました。
製品として世に出すまでには、多くの苦難があったこともお話しされました。
事業として続けていく努力も大変なことです。
でも、「考えるよりやってみる」と「やらずの後悔はやめよう」という考え、それから沢山の人の協力も得られて、続けていくことができているそうです。
奈良の企業として、海外の展示会にも出品されているそうです。
奈良の企業だとは知りませんでした。
とても前向きで朗らかな小島先生。
助けて欲しい時は自分からSOSを出すそうです。
そういう素直さが人を惹き付けて道が拓けていくんだろうなぁと感じました。
できるなら、中高大生に沢山の経験談を聞く機会を作っていただきたいです。
先生とスタッフの方の会話形式で終始和やかで、消防ホースバッグの話だけでなく、いろんな経験談を聞かせていただき、あっという間に時間が過ぎました。
小島先生、奈良ひとまち大学スタッフの皆様、とても楽しかったです。
ありがとうございました。