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●レポーター:生駒市在住 三月うさぎ さん
ハトムギといえばお茶のイメージで、「ハトムギ料理」とは聞いたことがありませんでした。
その謎料理の研究家とは、どんな方だろうと興味を持って参加しました。
先生の竹川雅子さんは、はとむぎ料理研究家で、国際薬膳師・薬膳アドバイザー・調理師・管理栄養士等々の資格も持ち、全国各地で講演会や料理教室を開催し、FMラジオのパーソナリティまでされている、とてもパワフルな方でした。
先生の元気を分けていただき、授業も活発に盛り上がりました。
ハトムギは、イネ科の一年草で、漢方薬のヨクイニンとしても知られています。
子供の頃遊んだジュズダマという植物の仲間。
鳩が好むので、ハトムギというのだとか。
春に種を植え、秋に収穫します。
固い殻に包まれた茶色い実を、焙煎してお茶にしたり、脱穀したハトムギ粒を茹でて食べたり、加工したりします。
気になるお味ですが、これがすごく美味しかったのです。
冷たいハトムギ茶はくせがなくて、香ばしくスッキリしていて、水や麦茶よりも飲みやすい。
持ち帰り試食した茹でハトムギ粒やほうじ粒も、どちらも美味しくてビックリしました。
くせがないので、なんにでも使えそう。
雑穀と言っては申し訳ないくらい。
ああ、ハトムギパンを食べてみたかった。
そして、ハトムギは美味しいだけでなく、実はすごい健康パワーを持っているのです。
腸の老廃物を出す働きがあり、皮膚のトラブルに効果があるんだとか。
この時期、マスクによる肌荒れにもハトムギがオススメ。
日焼けした肌には、ハトムギ茶をパッティングするのも良いそうです。
ちなみに先生は、コーヒーを入れる時、お湯の代わりに煮出した熱々のハトムギ茶を使うそう。
お茶でコーヒーを入れるというのは、なかなか考えつきませんね。
そんなハトムギを広めようと、太陽食品さんは、先生のおじいさんの代から、60年間ハトムギ一筋。
今では、安全安心な国産ハトムギを求め、お店の隣や山の辺の道周辺の畑でオーガニックのハトムギを栽培されています。
教室を出て、そのオーガニック畑も見学しました。
大事に育てられたハトムギ達は元気いっぱい。
たわわに実り、頭を垂れている状態。
9月頃に収穫だそうです。
収穫する様子も見てみたいです。
竹川先生は、ハトムギへの愛と、薬膳の知識が溢れ出し、薬膳の話が嬉しくて仕方ないといったご様子で 、とても楽しい授業でした。
会社の他の皆さんにもお世話になりました。
ありがとうございました。