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次世代へのバトン、老人になっても本屋さんに通いたい
●レポーター:奈良市在住 きのこ さん
今回の授業は、「商店街の新しい本屋さん ~ようこそ『ほんの入り口』へ!~」でした。
今年5月オープンの本屋さん「ほんの入り口」の店主、服部さんからお話をお聞きしました。
お店は、近鉄奈良駅から東にある船橋商店街にありました。
元は漢方薬屋さんだったとのことで、奥に調剤スペースがあったり、ふらっと立ち寄りたくなる心地よい空間でした。
店主の服部さんは、学生時代から演劇経験がある方で、声のトーンや表情も豊かで、開店するまでの道のりのお話もなにかと濃い箇所があり、終始楽しく聞かせていただきました。
お店の名前「ほんの入り口」とは、友人から「興味があるけど何を読めばいいかわからないという人は意外と多いよ」と聞いて、「このお店を入り口に本の世界に入ってもらえれば」という想いが込められているそうです。
服部さんからお聞きするお話には、本への愛情とたくさんの人とのつながり、優しい服部さんの人柄をたくさん感じました。
お店のオープンは、「おじいさんになっても本屋さんに行きたい」がきっかけだったとのことで、「この業界を何とかするんだ!って考えているわけではなく、この業界のイチローや大谷翔平が出てくるまでバトンをつなぐ気持ちでいる」という言葉も印象に残りました。
また服部さんと本に会いに、ふらっと寄ってみようと思いました。