奈良ひとまち大学

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墨絵でアート

●レポーター:奈良市在住 さまのすけ さん

まずは簡単な自己紹介から始まった。
今回の参加者は9人。
私を含め筆を持つのは何十年ぶりという方、書をされている方、美大出身の方、墨職人の方もいらっしゃり、バラエティーに富んだメンバーにちょっとワクワク。

先生は地域で活躍されている佐竹さん。
書家になったきっかけや、今までの活動、これからの夢などを伺った。

墨絵でアート

先生のことを知ったところで緊張もほぐれ、いよいよ墨絵アートパネル作りがスタート!
まずは自分がイメージしたものを半紙に書い(描い)ていく。
絵を描いてもよし、文字を書いてもよしとのこと。

墨絵でアート

私は自己紹介で宣言したペットの「オカメインコ」をイメージして描くことにした。
が、いざ半紙を前にしたら中々どう描いていいのやら・・・全然筆が進まない(TT)
キョロキョロまわりの様子を伺いながら、とりあえず墨をつけて線を一本ひいてみた。
量が多すぎたのか真っ黒に滲んで何かわからない。

墨絵でアート

早くも挫折し迷走していたら先生がやって来て的確なアドバイスをしてくれた。
まずは色の濃淡の練習をしたら良いとのこと。
筆で描くだけでなくダンボールの切れ端を使って折り曲げたところを面にして線を書いたり断面をスタンプにしたり、また割り箸を使って細い線や太い線を書いた。
画材によって線の出方も全く違うものになり、硬さや柔らかさ、太い細い、濃い薄いなど色んな線や模様が作れる。
かすれるのもまた味となる。
ちょっとしたコツなども教えてくださり、書き出すと楽しさに夢中になって1枚・2枚・3枚と枚数を重ねていった。

墨絵でアート

ある程度、配置・バランス・色合いなどのデザインが決まったら、次は練習用の布に描く。
滲むかなと思っていたが、どちらかと言うと弾く感じで薄付きになった。
紙と違い滑らないので、思ったような線が中々出ない。
墨の量や力を加減をしながら、筆の滑りや線の出方などの感覚を掴んでいった。

墨絵でアート

最後はいよいよ本番!
失敗は許されない。
キャンバスを前にして呼吸を整え(大げさ)、神経を全集中し、慎重かつ大胆に筆を走らせた。
完成!!
中々の出来栄えに大満足!
何とも言えない達成感を味わいつつ自己満足に浸った。

墨絵でアート

ゆったりとした雰囲気の中、心を落ち着かせ黙々と取り組む贅沢な時間を過ごせたと思う。
皆の作品も出来上がり最後に全員で記念撮影。
それぞれ思いのこもった素敵なものばかりだった。

家に着いて早速リビングの一角に飾ってみた。
とても楽しい講座に参加することができ良かったです。
ありがとうございました。