奈良ひとまち大学

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酷暑の奈良のレトロな市場の中華料理店は、人の心も熱かった

●レポーター:香芝市在住 うめちゃん さん

夏の日差しが痛いくらいの7月の土曜日、私は奈良ひとまち大学の授業を受けるため、椿井市場にある中華料理店「大廣」さんに伺いました。
大廣さんは、実は前から行ってみたかったお店だったので、とても楽しみにしていました。

酷暑の奈良のレトロな市場

店長の村上さんは、中華料理店をしながら、奈良大和路の風景写真をフィルムカメラで撮られていて、その写真を見せていただきました。
どの写真も光が綺麗で、朝日が花や葉を照らす一瞬の美を切り取った、とても素敵なものばかりでした。
写真の話をする村上さんはとてもいきいきとされていて、撮りたい風景を求めて深夜に車を走らせ山をいくつも登り、撮りたい花の前で朝日を待つ様子を楽しそうに話しておられました。
待つのも楽しいと仰っていたことが印象に残りました。

写真のお話の後は待ちに待った料理の登場です。
店内には良い香りが漂い、フライパンの熱で室温が上がるのを感じました。
出来上がったチャーハン、肉団子、唐揚げ、サラダ、大根のキムチは、全て美味しかったです。

酷暑の奈良のレトロな市場

大廣さんのお料理に使う野菜はその時期に採れたもので、いつも同じものが使われる訳では無いそうです。

また、ほとんどのものが手作りだそうです。
手間と暇をかけ作られた料理は、美味しいだけでなく、村上さんと奥さまの料理に対する愛を感じることが出来ました。

酷暑の奈良のレトロな市場

この授業を受けて、店長の村上さんが「人生は一回しかない」とおっしゃっていたことが心に残りました。
また、写真のこと、お店のことを話すおふたりの笑顔とお料理に元気を貰えました。

酷暑の奈良のレトロな市場

この授業を受けられたことに感謝します。
ありがとうございました。
また、いつか、大廣さんに伺い、おふたりの作るお料理を食べたいです。