奈良ひとまち大学

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日本の元祖ファストフード

●レポーター:大阪市在住 すりーぷ さん

奈良市内にある大学に通っているため、よくならまちを散歩するのですが、一際印象に残るお店がありました。
それは「テレビ番組で紹介されました!」という広告が目に入るおむすび屋さん。
そう、今回の授業「奈良茶飯がおむすびに! ~『おむすび番旬』の名物秘話~」の教室である「おむすび番旬」です。

日本の元祖ファストフード

参加者の自己紹介から始まり、授業は参加者の疑問に先生が1つ1つ答える対話形式で進みました。
質問と回答をいくつか抜粋させていただきます。

日本の元祖ファストフード

Q.開業するきっかけは?
A.お店のオーナーである前川さんの前職は古本・骨董屋でした。
飲食業の経験もされており、飲食店の仕組みを知っていたため、歴史のある奈良茶飯に焦点を当て、おむすびにして気軽に楽しんでもらおうと始められたそうです。

Q.観光客はお店をどこで知って来店されるのか?
A.食べログよりもGoogleマップやインスタグラムを見て来店される方が多いそう。
外国人観光客であれば「グルテンフリー」や「ヴィーガン」に対応したお店を探して来られる方もいらっしゃるとか。
確かに、私も旅行するときにGoogleマップを使ってお店を探して、インスタグラムで営業時間を確認して行っているなと思いました。

日本の元祖ファストフード

Q.お店の名前の由来は?
A.店名を見ただけで何の店かわかるように、またデザインや文字の響きを意識して名付けたそうです。
店名に「おむすび」と入っている、
「番」は漢字の中に「米」と「田」が入っておりイメージしやすい、
「旬」は旬のものを扱っている、という意味がこめられています。
ちなみに、「おむすび」と外国人に伝えてもあまり通じないそうです。
「おにぎり」だと伝わるそうです。

Q.奈良茶飯とは?
A.奈良県の郷土料理。
東大寺や興福寺のお坊さんが食べる料理として作られていました。
お米と煎った大豆とほうじ茶が入っています。

日本の元祖ファストフード

Q.家でおむすびを美味しく作る工夫とは?
A.時間を使ってお米を浸水することと、早炊きをすること!
浸水時間は最低でも30分、長くて2時間だそうです。

ひと通り質問が落ち着いたころ、「奈良茶飯」の試食をしました。
シンプルな味で、塩加減もよく、美味しかったです。

おむすびに味噌汁が合うというお話から、前川さんのご厚意で味噌汁がふるまわれました。
寒くなってきた時期だったので、とても身体に染みました。
ごちそうさまでした。

日本の元祖ファストフード

前川さんはどんな質問にも答えてくださり、また参加者も意見や提案をしてくださったりと、とても交流の多い授業となりました。
ありがとうございました。

日本の元祖ファストフード

授業後、おむすびをいくつか購入しました(美味しかったです!)。
おむすびを買うと無料で海苔がついて、袋も無料!
さらにイートインだと無料で味噌汁もいただけます。
奈良のお土産にいかがでしょうか・・・!