奈良ひとまち大学

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宮大工に学ぶ伝統建築と矜持

●レポーター:奈良市在住 街歩き屋 さん

奈良公園近郊の吉城園の茶室で、吉城園の耐震改修工事を手掛けられた尾田組9代目代表取締役の尾田安信さんと、同社の主任さんの授業を受けました。
茶道の経験者や伝統建築に関心が高い方が参加されていました。

宮大工に学ぶ伝統建築と矜持

前半は映像を交えて、1830年頃の創業以来、同社が手掛けられた数々の事例と奈良県の寺社建築の歴史等をお聴きしました。
宮大工の仕事のひとつとして接ぎ木の見本を紹介いただき、現物を触らせてもらい、その仕組みが理解できました。

宮大工に学ぶ伝統建築と矜持

その後、会場である茶室の耐震改修工事を手掛けられた主任さんから当時のことを解説いただきました。
木の腐食への対応、本来の建物の内装を考慮した補強等、難しい仕事に丁寧に対応されており、いたく感心しました。
壁の塗装では以前と同じように錆びを混ぜて花のように見せるため、繰り返し試行されたそうです。

宮大工に学ぶ伝統建築と矜持

後半は最近のSDGsを交えて、木造建築の特徴や木材を扱うための正しい知識について学びました。

尾田社長がおっしゃった、「奈良は長い歴史を示す伝統建築が多い場所である。そしてそれらと景観を守る人がいるという」という言葉に、宮大工集団を率いる矜持と我々もその一員でありたいという共感を覚えました。

今後、奈良の寺社仏閣等を訪れる際は、建物の歴史とそれ守る人々に思いをはせたいです。

宮大工に学ぶ伝統建築と矜持