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●レポーター:奈良市在勤 SN さん
2025年1月11日(土)の授業「ランドセルと子どもと未来 ~ランドセル専門店が届けるもの~」に参加しました。
ランドセル・・・もちろん子どものころに使っていました。
投げたり引きずったりと、今考えたら無茶苦茶してました。
あれから、ン十年。
まったく触ることもありませんでした。
今回、奈良ひとまち大学の授業のタイトル「ランドセルと子どもと未来」を見て「なんかおもしろそう!」そんな理由で申し込み、参加してみました。
私の頭の中で、タイトルが「ランドセルと子どもと過去」にすり替わってしまったのかもしれません。
昔の自分が思い出されました。
授業の教室となった「ランドセルの木ノ下」さんは、奈良市古市町にある、こじんまりしてるけどおしゃれなお店で、ランドセルのセレクトショップだとのこと。
http://randoserunokinoshita.jp/
さっそく中に入ると、ランドセルがズラリ。
「いらっしゃいませ」と、にこやかにお店の方が声をかけてくれます。
この方が店主の木下さんでした。
授業は、ランドセルの「思い出話」から始まって、木下さんの今までの履歴や、木下さんがランドセルの小売りをされるまで、さらにはランドセルの機能のお話などを伺いました。
ランドセルには人工皮革や合成皮革、本皮があって、値段も違うし、それぞれに手入れの仕方が違うという話に驚きました。
さらに、ランドセルは沢山の部品から成り立っているとおっしゃっていました。
「ああ、職人の作業の集大成なんだなぁ」と実感しました。
ランドセルを投げたり、引きずったり・・・してたな。
過去の自分に出会って「喝」を入れたくなりました。
「ランドセルバンク」のお話になりました。
なんでも、木下さんは不要になったランドセルを回収して、修理して、使える状態にしたものを希望した子どもたちに無料で提供しているとのこと。
しかも、この修理の作業を仕事の合間に無償でされているとのこと!
木下さんは作業内容を「軽く」話していらっしゃいましたが、なかなか手間がかかっていそうでした。
「ランドセルをお届けした方々の笑顔を見るのが嬉しい」と、爽やかに語っていらっしゃった木下さん。
とても印象に残りました。
それ以外にも、ランドセルを長時間背負っても「楽」になるフィッティングの話など、書き始めればきりがありません。
木下さん、とても楽しく勉強になる授業を、ありがとうございました。