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●レポーター:奈良市在住 nanairo さん
写真が好き!奈良が好き!そして、奈良のとあるカフェに飾られていた
都甲先生のステキな写真に魅かれ、今回の授業に参加させていただきました。
まずは、都甲先生の自己紹介から。
カメラを始めたのは、写真スタジオの事務として勤務していた時に
カメラマンからもらった一台のデジタル一眼レフを使って写真を撮っているうちに
どんどんのめり込んでいったことがきっかけになったそうです。
その頃撮られていた作品を含め、スライドで都甲先生の写真を見せていただきました。
どの写真も色がきれいで、やわからな雰囲気なのに、
大きな画面で見る都甲先生の写真は、なんだか不思議な迫力を感じました。
都甲先生が写真を撮る時のスタイルは、
まず「背景を探す」作業をして、次に「待つ」。
ひたすら待つ。その時が来るのを待つ。
そうすると、自分が思い描いている写真を撮ることができるそうです。
瞬間的な写真の魅力もありますが、そうして待って撮られた一枚だからこそ
不思議な迫力を感じるのだなぁと感心しました。
次はいよいよカメラを持って、外に撮影へ!
三連休の中日&絶好の観光日和で、にぎやかな猿沢池周辺を各自で撮影。
コンパクトカメラの人、一眼レフの人、みんなそれぞれのスタイルで
思うように撮影を楽しみました。
が、みんなの頭の中には撮影に出かける前に都甲先生が言っていた
ある言葉が浮かんでいたと思います。
『奈良を写さずに奈良を写す』
最初に聞いた時は「ん?」と思いましたが
都甲先生の写真を見ていると、その言葉の意味がじんわりとわかってきました。
奈良の道を写しただけでも、それは奈良。
五重塔のほんの一部を写すだけでもいい。
自分の感じる奈良を、素直に写せばいいということ。
約30分の撮影の後、各自今日の自分の一番を決めて
スライドで映すことになりました。
みんな同じ場所で、短い時間だったのに
誰一人同じ写真がなくて、どの写真からも奈良の気配を感じることができて
改めて写真のおもしろさを知ることができました。
いつも見慣れていた奈良の風景が、都甲先生の言葉とファインダーを通すことで
少し違った風景に感じられた今回の授業。
もっと違う奈良を見つけに、カメラ片手に出かけてみようと思います。
nanairo さんの「今日の一番」