大和文華館の成り立ちから展示されている収蔵品についての具体的な説明が行われました。

専門的な知識を交えていながら素人にも理解出来るように噛み砕かれていて、作品が描かれた時代背景などを教えてもらいながら絵を鑑賞するのは趣きのあるものでありました。
今回の機会でなければ入ることが出来ない書物庫を拝見することが出来、満足のできる半日でした。

交通の便が良く、隠れ家的な立地にある大和文華館、なまこ壁が美しい名建築ですので、是非一度足を運んでみるのもいいように思います。
学芸員のお仕事事情って?さらにバックヤードまで!?
というミーハーな興味から授業を受講しました。
大和文華館は個人の美術館でありながら
資料の収集を専門家に委託したおかげで、収蔵品に変な偏りがなく
バランスの良い美術館になっているそうです。

その上、収蔵数は多くないものの珍しいものが多いというお話で、
地元の美術館として、なんだか嬉しくなりました。
また、年間スケジュールを決めてテーマにそった展示品の選択、
その陳列順序を熟考されていくという、
展覧会を作っていく過程のお話も興味深かったです。
何より宮崎ももさんの飾らないお人柄が素敵でした。

思いのほか作品の解説も沢山してくださって、得した気分でした。
作品の背景や作家のエピソードなど、もっと聞きたくなりました。
ちなみに大和文華館では毎週土曜日に列品解説をされています。
穴場スポットというと失礼になるかもしれませんが、
気軽にふらりと訪れるのに丁度いい作品量だし
お庭も四季折々の花々が植えられ、お手入れされていますので
ほんとにいつ訪れても良いと思います。ぜひ。

美味しいかき氷作りの秘密を見させてもらいました。

かき氷発祥の地、奈良のかき氷食べ歩きにチャレンジしたい!
ほうせき箱さんは冬場は別メニューとのことで、冬にもかき氷が要チェックだと思いました。
4月23日、春日大社 感謝・共生の館で開催された奈良ひとまち大学の特別授業「東アジア文化都市2016奈良市×奈良ひとまち大学 食部門オープニングシンポジウム」に参加しました。

はじめに春日大社の花山院宮司から、1300年前から続く春日祭で神さまにお供えする食べ物やお酒に関する講話を聞きました。
美しく盛り付けることや、遣唐使がもたらした「ぶと」という菓子にみられるように、神さまが飽きないよう色んな形をつくり工夫すると話され、豊かな食文化を感じました。

続いて、花山院宮司、奈良大学の上野誠教授、食部門ディレクターの船越雅代さんのトークセッションを聴講しました。
奈良大学の上野教授は、大和の食文化の特徴として、1番古いものと1番新しいものを組み合わせるのが特徴と話されました。
また食は、その歴史や自然環境と一体となり、その場で食べるから美味しいと説明されました。
春日大社ではくたく女が天皇の前で麺をうったというスタイルは、今でいうオープンキッチンであると話されたのも興味深かったです。

一般的に食は変化していくもので、昔の食文化がそのまま残るというのは難しいそうです。
奈良には古い歴史と社寺があり、神さまが祭られ食文化と一体となり受け継がれてきたのは貴重なことと思います。
形だけでなく、精神とともに大切に受け継がれているということに感銘を受け、もっと多くの方に知ってほしいと思いました。
その後、今年 第60次式年造替を迎える春日大社の境内を見学し、特に春日祭で必要となる神酒や神饌と深い関わりのある「酒殿(さかどの)」や「竈殿(へっついどの」、平安時代に春日大社で天皇にふるまわれた「春日はくたくうどん」の麺を「はくたく女」がうったという場所を見学しました。
説明を受けながら実際その場を見ることで、以前よりも実感をもつことができました。

最後に、春日大社の古式料理「愛敬祝儀膳(ういきょうしゅうぎぜん)」、春日はくたくうどん、大和茶をいただきました。
奈良の食文化の歴史や精神に思いをはせながら、美味しくいただきました。

以上、食文化を五感で体験することができる貴重な機会となりました。