奈良ひとまち大学

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まちくささんぽ
まちくささんぽ

●レポーター:奈良市在住 バンビハウス さん

「まちくさ」
初めて耳にするこのことばの響きに誘われて参加しました。

講師は“まちくさ博士”こと重本晋平先生。
白衣のポケットからのぞく草のマスコットが“まちくさ博士”の目印です。

まちくささんぽ_7

街に生える雑草に自ら名前をつけて分類する「まちくさ」

まずは、博士の発見したまちくさたちを鑑賞。
なるほど!
街に生える雑草たちが、名前ひとつで違ったものに見えてきます。

まちくささんぽ_2

まちくさのイメージがつかめたら、デジカメを片手にまちくさめぐりへいざ出発!
どんなまちくさに出会えるか、わくわくです。

まちくささんぽ_3

外へ出ると、電信柱の影やコンクリートのひび割れから顔をのぞかせるまちくさたち。
普段は景色の一部として見過ごしてしまいますが、視点を変えると・・・
不思議!
様々なまちくさが出現します。

まちくささんぽ_4

見つけたまちくさはデジカメで撮影し、
教室へ戻って発表会を行いました。

まちくささんぽ_5

発表会では様々なまちくさが紹介され、
参加者それぞれの視点の違いがとても興味深かったです。

まちくさを見つけだすコツをつかむには少し時間が必要でしたが、
新しい視点で物事をとらえることや、
他者と自分との視点の違いを知ることのおもしろさを感じることができました。

まちくささんぽ_6

たくさんの発見をした一日となりました。

“ありのまま”を活かしたお茶づくり
“ありのまま”を活かしたお茶づくり

●レポーター:門真市在住 かおり さん

最近、「農」が注目されてる?
そう思ったのは、書店で農業に関する本のコーナーを見つけたときでした。
『Yesか農か』というインパクト大の本の見出し。
農業にも少し変化が起きているのかと感じたときでした。

それから、同僚にこの授業の話を聞き、農業の現場を見たいと思い参加しました。

授業当日。
近鉄奈良駅前に集合し、今回の教室である健一自然農園へ移動。
まずは、代表の伊川さんより、茶畑のお話を伺いました。

“ありのまま”を活かしたお茶づくり_1

伊川さんの茶畑は、“ありのまま”の自然でできていることが特徴です。
農薬を一切使用せず、そこにあるものだけで茶葉が育っています。

そのため、茶畑にはあちこちにクモの巣が張っています。
夏ですから巣はありませんが、ハチも飛んでいます。しかし、駆除したりはしません。ハチが寄ってきても、じっとする。それが対処法なのです。

“ありのまま”を活かしたお茶づくり_4

「昔の人は、里山を活かしながら暮らしてきた。しかし、今は里山を活かしきれていない。人は100年かけて自然の循環を壊してきたから、これからの100年はその循環を戻していかなければいけない」と伊川さんはおっしゃいます。

そして、いよいよ茶摘み体験。
日差しが照りつけるなか、やわらかくてきれいな色をした新芽を探します。
はじめは、どの芽が良いのか迷いながら摘んでいましたが、時間が経つにつれ、
摘むスピードも上がっていきました。

“ありのまま”を活かしたお茶づくり_2

茶葉を摘んだら、午前中はここまで。
午後からは、その茶葉を「炒る・揉む・乾かす」といった工程を繰り返す、
製茶作業へと移ります。

まずは、「炒る」作業。
高温に熱した釜で茶葉を炒りますが、特別なヘラではなく、
軍手をはめて作業を行います。とても熱いなか、中腰で茶葉を炒ります。
序々に茶葉の水分がなくなり小さくなっていくので、熱さがだんだん増していきます。

“ありのまま”を活かしたお茶づくり_5

次に、「揉む」作業へ。
平たいざるに移し替え、転がすように茶葉を揉んでいきます。
ここでまた茶葉から水分が出てきます。

“ありのまま”を活かしたお茶づくり_6

その茶葉を、乾燥機で「乾かす」。

“ありのまま”を活かしたお茶づくり_7

この工程を2~3回繰り返して、ようやくお茶ができました。
自分がこれまで持っていたお茶摘みのイメージより、体力が必要な仕事だと実感しました。

それから、できたてのお茶をみんなで試飲。
1杯目は、やさしいけど少し酸味のある味に。
2杯目になると、酸味が少し強くなったように感じました。
後味は2杯ともすっきりしていて、暑い夏にピッタリだと思いました。

“ありのまま”を活かしたお茶づくり_8

最後にできあがった茶葉を袋に詰め、1日を終えました。

“ありのまま”を活かしたお茶づくり_9

自然の恵みを活かして、そこにあるもので暮らすこと。
自然に生かされていること、日本人らしい暮らしの良さを改めて感じた1日でした。
健一自然農園のみなさま、ありがとうございました。

“ありのまま”を活かしたお茶づくり_3

健一自然農園
https://kencha.jp/index.html

9月の授業をアップしました!
2012年08月19日(日)
9月の授業をアップしました!

9月23日(日)の授業の参加申込の受付を開始しました。

9月は、以下の3本立てでおおくりします。
一杯のコーヒーがつなぐ人とまち~奈良で珈琲店をひらいた理由~
女性が育てる体にやさしい農作物~自然農法に取り組む女性たち~
静かな古寺の美しすぎる仏像~古刹、璉珹(れんじょう)寺の魅力再発見!~

参加申込の締切は、9月16日(日) 09:00 まで。
皆様のお申込をお待ちしています~♪

授業一覧はこちら→ https://nhmu.jp/category/class

(こーひーまめくら)">珈琲豆蔵(こーひーまめくら)
ひとまちの街 珈琲豆蔵  ひとまちの街 珈琲豆蔵
珈琲豆蔵(こーひーまめくら)
住所:奈良市法蓮町972番地の1
電話:0742-20-2666
アクセス:近鉄奈良駅から徒歩15分、JR奈良駅から徒歩30分

※授業内容についてはお答えできません。
 奈良ひとまち大学までお尋ねください。

(ならしりつたわらこうみんかん)">奈良市立田原公民館(ならしりつたわらこうみんかん)
ひとまちの街 奈良市立田原公民館
奈良市立田原公民館(ならしりつたわらこうみんかん)
住所:奈良市茗荷町1078番地の1
電話: 0742-81-0888
FAX: 0742-81-0001
アクセス:JR奈良駅または近鉄奈良駅より、奈良交通バスで、北野・下水間・奈良市都祁交流センター行きに乗車(約30分)、田原公民館前(自由乗降)下車すぐ。

田原公民館は、奈良市東部山間に位置し、御陵や遺跡が数多く残る歴史の薫り高き田原地区に設立されております。山里にふさわしい、地域に根ざした特色ある講座の展開をモットーにしております。森林浴にお越しください。

※授業内容についてはお答えできません。
 奈良ひとまち大学までお尋ねください。

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