
アクセス:近鉄奈良駅から徒歩5分、JR奈良駅から徒歩20分
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脱サラ10年 農業に従事。
できるだけ農薬を使わない持続可能な農業をめざすDACHU村のアドバイザーとして、青少年にいろいろな楽しみ方を見つけてもらうための場所を提供。
奈良県エコファーマー
NPO法人 奈良地域の学び推進機構理事
2010~2012年
・びえんな~らに参加。
2011年
・奈良ひとまち大学にて写真講義
「ファインダー越しに見える奈良~奈良に魅せられた若き写真家~」。
2012年
・震災を受け「笑顔写真」を開始。
・写真展示と音楽のイベント「それなら」を東京と奈良で開催。
・朝日新聞・デジタル版に「笑顔写真」記事掲載。
・NHK奈良ならナビに出演。
・ならそらNIJIプロジェクトに参加。
2013年
・いつか森になるカフェ文化教室にて写真教室を担当。
・鹿ポストカード販売2000枚を超える。
・nara in the boxにて鹿写真展「鹿は見ていた」開催。
・『るるぶ奈良』に鹿の写真を可愛く撮る方法が掲載。
2014年
・鞄職人と皮職人、カメラマンとでカメラにまつわる「カメラピクニック」を開催。
・生駒のCaitoかくれ家cafe restにて写真展「特別になる日」開催1ヶ月の期間中に30組以上の方々を撮影し、展示に追加。
●レポーター:奈良市在住 かたつむり さん
本日の先生は、シンガーソングライター 歌垣さんこと吉田智江さん
奈良に生まれ育ち、奈良が大好きな吉田さん
奈良から奈良らしい歌を作って発信されています。
今日は、みんなで楽しく奈良の歌を作りたいとのことです。
挨拶代わりに一曲披露「花が咲いた」
キャッチーでかっこ良い曲です。
先生は、「びえんな~ら」というイベントを企画、奈良ゆかりの様々な分野の若手アーティストが中心になって、彼ら/彼女らの作品やパフォーマンスの発表の場と、出会い、地域とのつながりの場となる空間を提供しているとのことでした。
先生は、学生の時に、譜面通りの演奏よりもその時の自分の感覚やイメージで自由に音を奏でることができるJAZZの即興演奏に魅力を感じたとのことで、試しに「テネシーワルツ」という曲で、譜面どおりの演奏と大胆なアレンジ+本日の気分での即興演奏の2パターンを披露いただき・・・おもしろい。
ので、即興でみんなで曲作り。
まずは詩のイメージづくりのために、学生たちの奈良の印象を収集。
・澄んで、広くて、綺麗な空
・飾らない街、控えめで素朴な人々
・ゆっくり流れる時間
・何でも受け入れる寛容な空気
・文化遺産、観光資源が当たり前のようにあり、日常の中にとけ込んでいる風景
などなど。。。
奈良にはまだまだ気がつかない色々な良いところがあり・・・参考になりました。
でも方向性というか、みなさん感じている根本のところは共通している何かがあるように感じました。
なんでしょうかね?
さて、これらのイメージを組み入れ、「私の好きな奈良」が完成。
コーラスで、学生も参加です。少々音程が・・・これも即興性、味です。
歌垣さんの作られた印象的な旋律に、前述の学生から出た奈良のイメージかちりばめられて表現されています。
奈良では何気ない普段の風景が、そのまま歌になるのですね。
最後に先生から2曲。ポップな感じの曲と最後は奈良の空を歌ったメロディアスな曲です。
あっという間の2時間でしたが、奈良について考えることができ、またライブもありで、楽しい時間を過ごすことができました。
吉田先生、これからも地域密着、奈良から奈良らしさを発信してください。
先生のような、若くてこれからの奈良をアピールしていってくれる方々を、微力ながら応援していきたいと思います。
●レポーター:ならそら実行委員会 代表 やまもとあつし さん
オーディションやスカウトを経てデビュー。売れっ子プロデューサーに見染められ、ヒット曲を2~3曲飛ばし、武道館やドームでコンサート。テレビの歌番組にも出て・・・そんなサクセスストーリーは、遥か昔のおとぎ話になってしまった。ここ数年、音楽業界は舵の壊れた難破船のように、ただただ時代の波に弄ばれながら漂い続けているかのように見える。東京主導ではない地域発の、新しいスキームは生まれないものか?そんなことを考えているときに出会ったのが彼女だった。
<歌っている自分だけではなく、仲間や応援してくれる人たちとともに、地元から歌い続けていきたい>
奈良にもこんな人がいるんだと、なんだか無性に嬉しくなり、彼女の活動を応援しようと心に決めた。健気にも無欲に活動に取り組むその姿に、ひとすじの光を見た気がしたのだ。
<大好きな奈良から大好きな歌を>
1曲目はアルバム「はなうた」から「花が咲いた」。
今日のステージは「はなや北川」、彼女のご両親が経営するカフェ、いわばホームである。ただしライブではなく「奈良ひとまち大学」の授業。集まった14人の学生(参加者)たちは様々。親子や夫婦で参加している人もいる。
今回のテーマは「愛し愛されたい! わたしたちの奈良 ~『びえんな~ら』で奈良再発見~」。サブタイトルにある「びえんな~ら」とは、彼女が仲間たちと昨年から開催している「自らつくっていくことの楽しさを伝える」アートイベントのこと。同年代で創作活動を行う仲間たちとともに、ひとつの空間をつくりたいと考えたことが始まりだった。
開催趣旨は3つ。
①若手で創作活動をしている人どうしの交流の場を提供すること。
②参加型のイベントにすることで、つくるたのしさを発信すること。
③奈良らしいイベントを追求すること。
このイベントを通して、それぞれ違うジャンルの人と出会う機会が生まれ、刺激にもなった。また地元のお店や住民との交流も促進され、老若男女問わずいろいろなものを共有することができた。自分たちで発表の場をつくり、地元から発信していこうと決心した。
2曲目はジャズナンバー「テネシーワルツ」。1回目はオリジナルの三拍子で。2回目は「こんちくしょう!」な感情を込めて四拍子で。同じ曲だが、それぞれに異なる「表情」が生まれる。誰がどんなふうに歌うかで違う顔を見せてくれる。これも歌のおもしろさ。
<生まれたときから歌が好きだった>
親戚が集まるときにはいつも歌っていた。「うまいねえ」と言われるのが嬉しくて、他人が笑顔になってくれることに喜びを感じた。
「大きくなっても歌いたい」と思うようになり、高校2年生からスクールへ。そこでジャズに出会う。アドリブの魅力に取りつかれた。いかに自分のオリジナルで歌っていくか。難しかったけれど、自分だけの表現ができたときに「うまいね」と言われるのがまた嬉しくて、だんだん楽しくなっていった。それがきっかけで、一から曲をつくることを始めた。
3曲目は、初めてつくったオリジナル曲「水」。もとになった曲「Lovin’ you」を織り交ぜながら演奏。
大学を卒業後、一度は就職したが、本格的に歌に取り組みたいと思い退職。今は両親の経営するカフェを手伝いながら活動を続けている。
「歌垣」という名前の由来は、古代人が恋の和歌を歌い合う行事。自分の気持ちを歌にのせる。その想いを引き継いで奈良から歌っていきたいと考えた。ステージに立っているときも一人じゃない。かつて一緒にやっていたメンバーや応援してくれている人も含めて、みんなが「歌垣」。
<みんなで奈良の歌をつくって歌いましょう>
学生たちと一緒に曲づくりに挑戦。テーマは「私の好きな奈良」。
それぞれが思いつくまま、紙にキーワードを書いていく。
「平城京から見た空が好き。空に包まれた様な感覚」
「普通の生活の中で観光ができる」
「派手ではなく素朴」
「国宝がたくさん」
「鹿がいっぱいいるところ」
それぞれが感じる奈良の魅力を歌詞に取り入れ、即興で曲をつくる。できあがった曲には、学生たちもコーラスで参加。歌いながら奈良の魅力を再発見し、それを共有していく。同時に、今日ここに集まった人たちはきっと彼女のファンになったに違いない。
5曲目「あなたの歌」、そして最後の曲「空」。
<私の歌がみなさんとの架け橋になるように>
だから、ホームページのタイトルは「おはしで歌垣」。
「空」も収録されているニューアルバム「ならそら」が、7月7日にリリースされた。Youtubeで視聴が可能なプロモーションビデオには、奈良市街地にある58ヶ所の店舗など、そこで働く人々や風景が登場する。そしてアルバムの販売は、ネット配信を一切行わず、およそ40ヶ所の地元店舗で行う。一方で、リリースライブもまちのあちこちで計画中だ。地域の人々から応援を受け、世界に向けて発信する。歌垣・吉田智江の小さな一歩は、そんな表現者と地域の新しいあり方を示している。
<未来に繋がる空。私はここから歌い続ける>
近い将来、彼女の取組みが実を結ぶことを、心より楽しみにしている。
「おはしで歌垣」→ http://www.geocities.jp/hanaya_yoshida/tomoe.html
「やさしい光」プロモーションビデオ
▼やまもとあつしさんのブログ
『移 山 倒 海』
http://kentikugeinin.jugem.jp/
<奈良ひとまち大学・歌垣の巻。>
http://www.aalabo.com/?day=20110625