3月11日(土)、奈良在住のお友達に誘われて、特別授業「音楽LOVE×奈良LOVE ~コンサート&クロストーク~」に参加させていただきました。
奈良が大好きでよく足を運んでいますが、奈良ひとまち大学の授業には初めての参加です。
旅モデルのほりいみほさんの司会で出演者さんの紹介の後、シンガーソングライターの吉田ともえさんによる「奈良ひとまち大学 校歌」からスタート。
吉田さんの第一印象はとてもスリムでおしゃれ。
そんな吉田さんの歌声はとても温かくて優しくて、それでいてとても力強かったです。
オリジナルソング「やさしい光」「まほろば」「あるいてかえろう」を聞かせていただきました。
のどかな奈良の風景と温かな家族の絆、友情が思い浮かぶような愛に溢れた歌に心が温まりました。
2番目に登壇されたのは、日本で唯一のヤトガ奏者の中西史子さん。
目を惹く赤の艶やかな民族衣装がとっても印象的でした。
私はヤトガを見るのも演奏を聴くのも初めてで興味津々。
モンゴルの伝統的な楽器だそうで、見た目は日本のお琴のようでしたが、演奏はお琴のように床に置くのではなく片側を膝にのせてご自身の爪で弾くスタイル。
・命煌めく草原
・馬の鞍飾り
・ウランバートルの夕べ
など4曲を聞かせていただきました。
モンゴルの風情を感じる音色に、まるで旅をしている気分になれました。
その後に登壇されたのはウクレレ奏者の鈴木智貴さん。
登場するなりスピーカートラブルがありびっくりしましたが、スタッフさんの素早い対応で無事にスタート。
1曲目は、ウクレレでこんな曲が演奏できるんだととても驚きの曲で、1音目から惹き込まれてしまいました。
次にウクレレらしいハワイを感じる曲を聞かせていただき、ウキウキ楽しい気持ちになりました。
そして、奈良をイメージして作曲されたという、その名も「NARA」。
しっとり古都を感じるというよりは観光客で賑わっているような元気いっぱいの曲で、とても明るい気持ちになりました。
次のオリジナル曲「Voyage」は苦しみながらも力強く前に進んでいくかっこいい曲で、勇気をもらいました。
最後はバイオリンでお馴染みの曲。
指が何本あるの?とびっくりするくらい華麗な指さばきに感動しました。
たった4本の弦しかない小さなウクレレから、ハワイアンはもちろん映画音楽やバイオリンの名曲、そしてオリジナルソングと、ウクレレ1本で産み出される表現の幅がとっても広くて素晴らしかったです。
鈴木さんはご出身の奈良をとても大切にされていて、毎年ツアーの初日は奈良に決めているそうです。
今年は4月1日にバスターミナルでLIVEがあるそうなので私も行ってもっといろんな曲が聴いてみたくなりました。
演奏の後はクロストーク。
その楽器を始めたきっかけなどのお話でした。
小学生の時にみんなの前で歌ってすごく誉められたのがきっかけだった吉田さん。
モンゴル語を勉強して興味を持ったという中西さん。
ギターをお仕事にされていたのに趣味でウクレレを弾いてみたら魅力にとりつかれてしまった鈴木さん。
何がきっかけで人生が変わるか、わからないものですね^^
大好きなものに出会い夢を叶えることができた3人はとてもキラキラ輝いていました。
時間の関係でトークは短めでしたが、また、こういう機会があったら楽器のお話なども、もっと聞いてみたくなりました。
最後は3人で「奈良ひとまち大学 校歌」の演奏でした。
初コラボにも関わらずお互いの音色を感じながら寄り添いあって奏でられる息ぴったりの演奏に、温かい気持ちになりました。
この授業を通して奈良の魅力的なアーティスト、色々な国の音楽・楽器に触れ、貴重な演奏を聴くことができて、大好きな奈良から世界を旅したような素敵な時間を過ごすことができました。
本当にありがとうございました。
普段は二名公民館の自主サークルにてウクレレを気ままに奏でていまして、今回プロの演奏家さんたちのコンサートがコロナ禍を経て久々の開催と聴き、人生初めての「奈良ひとまち大学」の授業に参加しました。
約3年、大きなホールにたくさんの人が集まる風景を観ていなかったゆえに、教室に入ると若干緊張しました。
ところが、吉田ともえさんの伸びやかな歌声と迫力のあるピアノ伴奏に、開演してすぐに酔いしれて、春を呼ぶような温かな喜びに満たして貰えました。
続けて、こちらも人生初めてのヤトガというモンゴルの民族楽器の音と、華やかな民族衣装を纏った中西史子さんの奏でる優しい雰囲気に、まるで大草原に身を置いているかのような、ひと時の旅気分を味わうことができました。
そして、チャーミングな見た目を見事に裏切る鈴木智貴さんの情熱的なウクレレ演奏に衝撃を覚えました。
ウクレレと言えば、緩やかなハワイアンな音程が想像しやすいかと思いますが、小さな楽器でバンドのようなボリューム感のあるポップな演奏に、ひとつの楽器の可能性の奥深さや、それを活かす演奏家さんの素晴らしさに感無量でした。
最後には、ほりいみほさんのテンポ良いインタビューでそれぞれの演奏家さんが「なぜ」その道を志したかを伺うことができました。
共通していた「好き」「挑戦してみる」といったキーワード。
私自身の私生活や家族を応援する立場での生き方に、とても豊かで素敵なヒントを学べたような気持ちになりました。
いつしかマスクを介して、歌う晴れやかな気持ちを忘れ、続く冬の寒さで硬く閉じがちだった心の扉でしたが、音楽の愉しさや奈良出身の演奏家さんたちの情熱で、ふんわりとした春の訪れとともに開放された幸せな時間を過ごしました。
素晴らしい講師の皆さま、奈良ひとまち大学のスタッフの皆さま、貴重な機会をありがとうございました。