奈良ひとまち大学

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ステキにスーパーポジティブ!!
ステキにスーパーポジティブ!!

●レポーター:奈良市在住 朱野さん

クリスマスにお坊さんのお話を聞く…
なんだか面白そうやんという感じで参加させていただきました。
「若手僧侶のスーパーポジティブ仏教」の授業に!

さて、授業開始です!
話し始められて…まず思ったことは…「なんとナチュラルな関西弁!!」でした。
お坊さんのお話の語り口といえば静かに語りかけるように…のイメージだったのですが…高次さんは…めっちゃフレンドリー関西弁(°▽°)!
この時点で既に私の心はガッチリキャッチ!!されてしまいました。

ステキにスーパーポジティブ!!_1

第1部は「高次さんがお坊さんになられるまで」と「仏教とは」について語って下さいました。
人には歴史があるもので……
紆余曲折あってお坊さんに(^^)
(ちなみに高次さんの一芸は三味線がひけることだそうなんです。でも、左手と右手で違うことをするのが苦手なんですって。これは、大変!)

次は仏教について。
仏教の考え方では「すべては苦しみから始まる」とのこと。
生きていれば苦しいことに必ず出会い、四苦八苦しながら生きていく。
そして、苦しんでしまう法則!!
「思い通りにならないこと」
これが苦しみの根っこになるようです。
「確かに…」と私には思い当たる節がちらほら…
でも、考え方ひとつでポジティブになれる!ステキなお釈迦さまの言葉などを教えていただきました。
私的にまとめると(+高次さんのお話)、毎日、その時間を一生懸命生きなさいということですね♪
当たり前だけど忘れがちなことだなぁと思います…過去は過ぎ去ったことで変えられないし、未来にはまだ手は届かない!けど、今は自分の行動次第でいくらでも変えられる。
変幻自在です。
正に目の前のことに懸命に取り組むことが出来れば、毎晩、眠る前の反省も減るはず!
だって、頑張ったんですもの!ってことで(o^^o)
少しの変化で前向きに楽しく生きていけること、学ばせていただきました。

ステキにスーパーポジティブ!!_2

あと、奈良仏教は特殊なのだとか。
「学解(がくげ)仏教」という学術的に仏教を勉強するということが主らしいです。
そして、国の為に祈ることが主な為、誰か個人の為に祈る「お葬式」などは行わないとのことでした。
いろんな役割があるんですね。
仏教って奥が深いです。

ステキにスーパーポジティブ!!_4

さて、第2部は「高次さんにいろいろと質問してみよう」のお時間でした。
お坊さんのお給料のお話からお葬式のお話まで幅広く(いろいろ)、お答えいただきました。
中でも私が一番心に残っているのが、「仏教で運命は解かない」というお話でした。
仏教では「因(いん)+縁(えん)=果(か)」という考え方をするらしいです。
●因とは私自身を表します。
●縁とは私自身の行動を表します。
●果はお分かりですね。上記2つの結果です。
自分自身の行動の量によって未来は変わってくるのだということ!待っているだけではなくて行動すること「とにかく動くことが大切」とのことですよ(^^)
ちょっとの勇気で未来が変わる!ステキですね♪私も頑張りたいと思います!

ステキにスーパーポジティブ!!_3

あと、今一番の課題が、外国の方に仏教の説明をすることなんだそうです。
確かに、異文化のことを他国言語で説明するって難しいですよね…なので、ガイドさんが仏教のことも学んで下さると嬉しいともおっしゃっていました。

今回の授業では、当たり前だけど忙しい日々に感けて忘れがちなことを改めて教えていただきました。
少し考え方を変えるだけで素敵に未来は色付く!ってことですよね。
仏教の教えを日々に取り入れてポジティブに生きていきたいと思います。
高次さんありがとうございました。

虹作家に魅せられて
虹作家に魅せられて

●レポーター:奈良市在住 つきのあかりさん

私はサンキャッチャーに惹かれて「イベントを企画する」というのがよく分からずに申込しました。

虹作家に魅せられて_1

なので当日、サンキャッチャーは30分で終わりますと聞いて、「えっ、後、何するの?」と戸惑ったのですが、いざ講師のたかはしさんの話になると虹作家という肩書きから面白く、どんどん引き込まれて、気が付けば質問までさせて頂いていました。

お伺いしていると、「たまたま」「偶然」なんて言葉をたくさん仰るのですが、それはきっとたかはしさんのお人柄だなぁと思いました。

虹作家に魅せられて_2

プロデュースといっても本当に相手に合わせる、とことん待つ姿勢に感銘を受けました。
なかなかここまで徹底出来るもんではありません。
だからこそ信頼もされているし、結果も出しておられるのだと思いました。

講座が終わる頃には、もっとたかはしさんとお話したくなっていました。

教会で「縁」に思いを巡らせた一日
教会で「縁」に思いを巡らせた一日

●レポーター:奈良市在住 かめさん

賑やかな商店街を歩いていると、石段の奥に突然現れる和風の建物。

教会で「縁」に思いを巡らせた一日_1

本日訪れるのはここ、奈良基督教会である。
一見すると教会とは思えない和風の外観。
瓦葺き屋根の頂には十字架が抱かれている。

教会で「縁」に思いを巡らせた一日_2

石段を登って建物に入ると、まず目に飛び込んでくるのはパイプオルガンである。
今回は聞けなかったが、その荘重な音色は祈りの空間を満たすという。

教会で「縁」に思いを巡らせた一日_3

正面には祭壇が置かれ、後ろのドッサルが色を添える。
このドッサルはパイプに糸を巻き付けて作ったタペストリーで、年月を経た味わい深い色味が教会の空気を引き締めているように感じた。

教会で「縁」に思いを巡らせた一日_4

全体の意匠には宮大工・大木吉太郎が社寺建築から学んだ要素が駆使されており、細部までこだわり抜いて作られている様子からは当時の宮大工の細やかな仕事ぶりが伺える。

教会の塀の外には興福寺の三重塔が覗く。
もとは興福寺の境内だった土地に、教会が建っているという不思議さ。
奈良ならではの風景。

教会で「縁」に思いを巡らせた一日_5

この風景を見て、少し前に出会った老婦人のことを思い出した。
彼女は九州の人で、時々奈良に来ているそうだ。
彼女は、「奈良には『気』がある」と言っていた。
「東京にはなくて、奈良にはあるのよ。でも、信じない人にはないの」と。
歴史があるからとか、お寺がたくさんあるからとか、そういうことではなくただ、「ある」。
私があの婦人に出会った、その巡り合わせもまた然り。
理屈でなく、何かに導かれるような感覚。
私はその不思議な何かに引き寄せられて、奈良という土地に来たのかもしれない。
これを縁と呼ぶのだろうかと、ふと思った。

お寺と教会が隣接していたり、教会が和風の外観をしていたり。
そんな意味不明な状況が、案外違和感なく受け入れられてしまう。
和と洋とが融合している様子を目の当たりにし、奈良という土地の不思議さについて思いを巡らせた一日だった。

(にしもと とし)">西本 登志(にしもと とし)
ひとまちの人 西本登志
西本 登志(にしもと とし)
奈良県農業研究開発センター 総括研究員

1965年
 奈良市生まれ。
1989年3月
 京都大学農学部農林生物学科 卒業
1989年4月
 奈良県入庁、農業試験場
1995年
 郡山地域農業改良普及センター
2000年
 農林部農業振興課
2003年
 農業技術センター(現、農業研究開発センター)

<主たる研究成果>
・イチゴ「アスカルビー」の育成(補助)
・おがくずベンチを用いたイチゴの育苗法の開発
・野菜の調理特性に関する品種間差の解明
・イチゴ「古都華」の育成
・非辛味機能性成分を含むトウガラシ「やまと甘なんばん」の育成

(あおもり まさゆき)">青森 正之(あおもり まさゆき)
ひとまちの人 青森正之
青森 正之(あおもり まさゆき)
フランス菓子ラ・ポーズ シェフパティシエ
1987年
 ホテルオークラ東京入社 14年間勤務
1997年
 フランスへ1年間留学
 二つ星レストラン「ロワジス」・MOFパトリックシュバロの店「レ・クラリーヌ」で修業
2002年
 有限会社 ラ・ポーズ入社
 「フランス菓子 ラ・ポーズ」オープン

毎年東京でフランスMOFなど有名パティシエを迎えて開催されている『フランス文化を識る会』の講習会では、25歳からアシスタントとして参加。29歳からはメインアシスタントに抜擢され現在も担当している。

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